今年の白馬会議の概要です。テーマは、「令和ニッポンの青写真を描け!」期日は11月23-24日、自治体学会の金井利之氏が参加します。

昨年、私が参加した白馬会議ですが、事務局から今年の開催要領が届きました。ご参考までお知らせします。自治体学会の金井利之氏、ブロックチェーンの松田学氏などがメインスピーカーになります。興味のある皆さんは、こぞって申し込んでください。
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新井 信介 様
今年の白馬会議チラシ(添付)及び紹介ホームページ(http://www.hakubakaigi.com/)をご案内します。
今回のテーマは「令和ニッポンの青写真を描け!」です。
勿論、バラ色の青写真が目前にあるわけではありません。といって平成の30年間が「失敗の博物館」だったと落ち込んでいるわけにもいきません。
「志ある知的個人」の集まりである白馬会議らしい日本の未来像を徹底議論してみようと思います。
是非、ご参加下さい。開催日は11月23日(土)~24日(日)、会場はいつものシェラリゾート白馬です。市川周

案内状は次のリンクからご覧ください。→ 190804_第12回白馬会議チラシ

上記から抜粋;
統一テーマ; 令和ニッポンの青写真を描け!
第1セッション 「“第4の波”にどう立ち向かうか?─ブロックチェーン革命とサイバーセキュリティ」 [基調報告者]松田 学氏(松田政策研究所代表) 論点◉ブロックチェーン革命を「ビットコイン」 のような投資取引だけの話に留めてはならない。第1の波(農業)、第2の波(工業)、第3の 波(情報)に続く〝第4の波〟が電脳空間の大海原に人類を引き込む。それは従来の大組織型中央管理システムから自立した分散型社会によ る新しいコミュニティの形成である。但し、電脳空間に向き合う人間のリスクも複雑化深刻化し、サイバーセキュリティの実践と錬磨が問わ れる。財務省官僚、衆議院議員、東大客員教授、ベンチャー経営者と八面六臂の活躍を重ねてきた松田氏が“第4の波”にどう立ち向かうか を問いかける。最近著:『いま知っておきたい「みらいのお金」の話』『サイバーセキュリティと仮想通貨が日本を救う』等。
第2セッション 「行政とどう向き合うか?─忖度化する霞ヶ関と弱肉強食化する自治体間競争」  [基調報告者]金井 利之氏(東京大学大学院法学政治学研究科教授) 論点◉ 「過大な期待もしなければ、安易に諦観もしない、というのが行政とのつきあい方」 とクールな視線を保とうとする金井氏だが、この国 の行政に対する被治者たる国民としての憤懣と危機感は激烈だ。政権が意に沿う官僚を政治任用すれば、組織自体・下僚はドミノ倒し的に忖 度する。「地方創生」 では消滅の恐怖にさらされる自治体同士で移住者を奪い合い、「ふるさと納税」 の名のもと限られた地方財源を奪い合う。 ではどうするか?金井氏は明治維新以来の官僚政治さらに平成の政治主導型行政改革を振りかえる中で格闘する。最近著:『行政学講義−日本 官僚制を解剖する』『地方創生の正体』等。
第3セッション 「米中超大国間でどうバランスをとるか?─日本外交模索の先」  
[基調報告者]川島 真氏(東京大学大学院総合文化研究科教授) 論点◉6月開催のG20大阪サミット特別会合で、米中首脳に左右脇を固められ座っていた阿部首相はなんとも窮屈そうであった。この2つの超 大国とどうつきあうか?米中がこれから激烈な覇権競争に突入していく中で従来の対米傾斜路線が揺らいでいる。日本の同盟コストに不満を 持つトランプ大統領は日米安保体制への異議申し立てを強める。一方、後10年もすれば米国GDPを追い抜く勢いの中国の「一帯一路」型グロー バリズムの日本に対する風圧は高まっていく。ではどうするか?日本外交模索の先を問う。最近著:『21世紀の 「中華」 −習近平中国と東アジ ア』『中国のフロンティア−揺れ動く境界から考える』等。
第4セッション 「若者はどう未来をつかもうとしているのか?─世代間ギャップを越えて」  
[基調報告者]西田 亮介氏(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授) 論点◉平成の初めから15年間程の間に生まれている日本の若者。彼らと昭和生まれの 「大人」 世代との異質性は深刻だ。「なぜ若者を理解できないのか、なぜ年長者を許せないのか」 という双方の不寛容に満ちた叫びが聞えてくる。一方、「自民党はベストじゃないが、これはこれでベター 」 という若者らしからぬ声(?)も増えている。彼らは令和の時代にどんな未来をつかもうとしているのか。若者たちに近いところでこの問題 に体当たりしている36歳の若手社会学者(白馬会議歴代講師最年少!)西田氏に語って貰う。最近著:『不寛容の本質』『「言葉」 で読み解く平 成政治史』等。

・・・私、新井信介のコメント:
7月の参議院選挙で、山本太郎による「れいわ新選組」という、日本の政治シーンで、新しい国政の受け皿が出来上がったので、この政党がこのときまでに、どんな成長を見せているか?
この会議が開かれる11月23日は、大嘗祭のあとになります。大嘗祭関連の日程は以下です。
https://tana-tyu-u.com/culture/801/
もしかしたら、この前後に総選挙が行われているかもしれません。あるいは、何か大事件が起きているかもしれません。
白馬会議には、日経新聞の論説委員、コラムニスト、元高級官僚の大学教授など、アカデミズムと、財界の現場の主流のすぐ脇にいる人士が集まります。しかし、彼らは、いわゆる陰謀論を話しませんし、日本の国家内「国家」=門閥官僚帝国を意識した議論はしたがりません。
今回の注目は、何といっても、日本の行政学トップである自治体学会理事長の金井利之氏の参加です。この人物の家系がこれまでの日本国の「国体」を支えてきた影の実態であることは、知る人ぞ知る事実なのです。地球規模で人間社会を見れば、令和時代は、国家とエネルギーに関わる「希少資源の権威的分配」という、政治(人間支配)の要諦が、総崩れになっていく情勢です。
AIやブロクチェーンでのマネー管理などが進み、明治以来の中央集権国家という、この列島での統治体のあり方自体の改変まで視野に入っているのは、間違いでしょう。もし、それもなければ、周回遅れのバカの集いにすぎません。
参加者には、市川氏が一ツ橋大学出身だけに、その卒業生が多いのですが、大企業の幹部や官僚・学者、企業経営者がどんな視点や問題意識を持っているのか、相互に意見交換する中で確かめるのも面白い。ちなみ、昨年は、トランプの裏にいるQの事は、だれも視野に入っていませんでしたが、今年はどうか?
日韓関係は、このころには新展開しているでしょう(戦後の半島問題の闇に光が射して相互の問題意識の次元が変わる)し、日本の統治体の真の姿(利権構造)も暴かれているでしょう。80名の参加者が、令和時代が、どうなるのか?どうすればいいのか?真剣に考えるなかで、それぞれの人間が持つ、一次情報を知るだけでも、私には有意義になる思えます。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。