【高市さん、きょうは笑顔でしたね‼ 高市首相決まりなのか?!】
(注)この記事は、10月14日に「瓊音倶楽部」のLINEグループでシェアさせて頂いたものを、再掲させて頂くものです。
きのうは両院議員懇談会が問題もなく終了しました。21日に臨時国会が召集されることがほぼ決まったようです。トランプが来日するとすれば(中国とディール出来なければ来ないかも)、21日に首班指名をしないと間に合いません。自民党は過半数割れしているとはいえ比較第一党です。野党は最初からまとまるつもりなどないわけですから、公明党が離脱したとしても、少数与党とはいえ高市首相誕生となる可能性が極めて高いと言えるでしょう。
きょうは、立憲・維新・国民の党首会談が行われましたが、国民と維新の言っていることは、一緒にできないという言い訳をしているようにしか思えません。国民民主の玉木さんは、立憲の党の綱領まで変えろと言わんばかりでした。立憲も最初から一緒になれるとは思っていないのではないでしょうか? 公明党が離脱したことで自民を含めてその他各党のシナリオが崩れてしまったのかもしれませんが、首班指名ということで言えば、それほど大きくは変わっていないのかもしれません。
高市自民党が少数与党という状況を改善しようとするのであれば、当初のシナリオ通りに(小泉進次郎が選ばれた場合はこれだったはず)維新との連立ということになるでしょう。きのうの鈴木幹事長のぶら下がりでも、「維新と政策は一致している」と言っていました。きょうは維新の吉村代表との協議を行い、明日以降、維新との協議(藤田共同代表と政調会長を入れて)が具体的に進むことになると思われます。すると、過半数まであと2議席ということになりますが(参政党3議席という手もありますが)、何とかやりくりできる数でしょう。どうしてもということであれば、他党を離党した人たちもいますから、それらを取り込めば過半数ということも可能でしょう。
国民の玉木さんも政策ということであれば、立憲よりも自民党の方が近いと言っていました。折り合うまでに少しは近づいたが、まだかなりの距離があるといっていて、立憲よりも自民党と一緒にやりたいという気持ちが前面に出ていたような印象を受けました。
しかし、組み合わせとなると複雑です、野党がまとまらなければ、高市自民党が少数与党とはいえ勝つわけで、そこに維新と国民が一緒にやりたいということで競い合っているような状況です。
これからは、維新と国民民主のどちらが(場合によっては両方が)自民と一緒にやるのかが注目されます。現状では維新が一歩前に出ているよ言うな感じです。そのこともあってか、ここにきて玉木さんは「首相をやる覚悟はある」と言い始めているのですが、立憲とやるつもりがないなら、どのような意味なのでしょうか?ここしばらくは麻生さんと榛葉さんが連絡を取り合っているようですが、何か奇策でも考えているのでしょうか?ここは気になるところです。例えば、高市さんを下ろして自民・国民民主で、玉木さんを首班指名する?(しかし、維新と組むとなれば、何かとうるさい国民民主は切られるのでは?つまり国民民主は「保険」?)
立憲は、今回、野党合意が出来なくても、野党第一党ということで、野党統一候補を立てようと努力をしたというポーズはしっかりと示しました。立憲は、党そのものが消えかかっていますので、今回の「野党統一候補」をたてようと動いたことで、国民民主の正体をあぶり出すことが出来ましたし、野党第一党としてアピールすることができ、少しは下落トレンドを修正できたかもしれません。
しかし、参院選が終わってからもう3ヵ月。各党ともにかねて国民が困っている「物価高対策」と言っておきながら、何も前に進んでいません。高市さんは、すぐに物価高対策を出すと言っていましたが、対策が実施されるまではさらに時間がかかりそうです。
BY 上野ワン太郎