まもなく「3月11日」を迎えます。あの日は東京での「皆神塾」開催を控えて神保町で出版の打ち合わせをしていました。
「311」のために皆神塾の来場者はわずかでしたが、放射性物質の危険性について訴えました。
そしてまたその「3月11日」を迎えます。
放射性物質の危険性は当時もいまも変わっていませんが、でも残念ながら、市民感覚ではそれは「風化」してしまったかのような印象です。
きょうは、「311」の記憶が「風化」していっているような感もあるなかで、東電だけではなく、原子力安全・保安院、原子力ムラに取り込まれた検察庁や政府事故調などの暗躍などを確認し、二度のこのようなことが起こさないためには何をしたらよいのかを考えるための本を紹介させていただきます。
それは『市民が明らかにした福島第一事故の真実:東電と国は何を隠蔽したか』(彩流社)です。
「311」の原因となったのは「福島第一原発の事故」ですが、東京電力の元幹部3名が起訴され、現在、刑事裁判が行なわれており、今月12日の公判をもって結審となります。
長い裁判のなかで、2002年の段階で、福島沖の巨大津波の可能性が認識され、対策が不可欠であることは最高幹部をふくむ東電関係者は認識され、07年、いったんは原発の津波対策をとることが決まっていました。
それが一転08年7月に対策をとらないことが決まったために、3・11福島原発の大惨事が起きてしまいました。
この書籍では、長い裁判のなかで東電が隠蔽してきた数々の不都合な真実がわかりやすく解説されています。
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