本欄で、竹中平蔵さんどこにいるの?って書いたら、なにやら8月25日に、スイスのダボス会議に出席後、拘束というネット情報が出ていた。ほんとなんだろうか?
で、元スイス大使にスイスのことを聞いてみました。
Q1:8月にダボス会議は開かれるのですか?竹中平蔵氏が参加したという話があるのですが。
・「ダボス会議」と呼ばれる公式会議は、1月末から2月初めです。ただし、スイスでは、いつも非公式のいろんな会議が開かれますから、その日に、何かあったのかもしれません。
Q2;次期スイス大使に、読売新聞グループ本社会長・白石興二郎氏が決まったようですが、これは外務省の考えですか?
・ありえません。安倍さんの政治判断でしょう。
Q3;スイスに優れた賢人(科学者・哲学者)、時代の実力者、大富豪が集まると聞きますが、今はどんな人が主流なのでしょう?
・現実の実態をよく知り、冷静に先を見通せる人なら答えはおのずと一つになります。人類史を通して、今こそ母性原理を生かした高い道徳性が求められる時代です。「311」以後の日本の統治体の在り方に疑問を持つ人は多い。TOKYO2020についてはこれまで以上に厳しい事実告発が出るでしょう。
竹中さん、どうやらダボス(?)の「秘密会議」に呼ばれたのかもしれません。これはトランプが敵視しているグローバリストたちの会議だったのではないか、と推測されます。
その時期が、イングランド銀行のカーニー総裁がアメリカの保養地ジャクソンホールで、世界の基軸通貨に関する講演をし、そのあとフランスのビアリッツG7が終了したときに当たります。もし、噂が本当なら、「秘密会議」に呼ばれた後に拘束されたことになります。
カーニー総裁が講演したとき、横にはFRBのパウエル議長がいました。カーニー氏は、戦後のブレトンウッズ体制の柱であった、一つの国の中央銀行が発行する特定の通貨を基軸通貨にするという考えやその交代ではなく、ドル支配終わらせるデジタル基軸通貨体制を提唱した。そのとき、「現状維持を思慮なく受け入れるのは誤り」だとも指摘し、中央銀行が連携して作り出す「合成覇権通貨(SHC)」を提唱した。その結果、「世界貿易に対する米ドルの支配的影響力を弱めることもある」とものべていた。
この会議のあと、「リブラ」が合成覇権通貨になりうるのか?この議論にも入りだしたようです。…世界の準備通貨としてのドルの地位が終わり、リブラなどのグローバルなデジタル通貨のような形式がより良い選択肢となるという認識をカーニー氏は最も強く主張。基軸通貨がドルから中国人民元といった別の国の通貨に取って代わることを容認するよりは好ましいとの見方を示した。
「より長期的に見て、われわれはゲームを変更する必要がある」が、「変更に至れば、通貨覇権の入れ替えであってはならない」とも語ったといいます。
こうした事態にどう対処するか話し合ったのが「真夏のダボス会議」? そこに竹中平蔵が出席? さらに、そういう密儀をするスイスに新たに任命された大使が、なんと日テレ会長だった白石さん?
日本の場合、この日本列島に、どれだけの金融資産があるのか? 日銀が発行するマネーがどうなっているのか? 一般会計、特別会計、以外に、特殊資金や現物財産などいろいろあります。令和の時代になっても、この日本列島で、こと、マネーに関し、何か秘密めいたことをまたまたするのでしょうか?
カーニー総裁はこうも言っていたようです。
短期的にはこうした事態に現状通りに対応する必要があるとする一方で、「現状維持を思慮なく受け入れるのは誤り」であり、最終的には劇的な措置が必要になる。
・・・「最終的には劇的な措置が必要になる」
はて、これが、どんな措置になって現れるのでしょうか?
今や、米ドル主軸の世界経済を裏で支えるのが日本ですが、その日本は、今、とんでもない不道徳国家です。
次回の皆神塾は祝日の9月16日(東京)です。内閣改造の後ですね。それまでに、その「劇的な措置」とスケジュールが見えるかどうか?