平成を振り返るTV番組にフクシマ原発災害がなかった。リアル世界は隠しきれないから、令和の日本は皇国ファンタジーを消す、とことん「膿だし」時代になりますよ。

この二日間で分かったこと。
①伊勢神宮に皇祖神アマテラスの象徴である八咫鏡があって、そこに勾玉と剣(いずれもレプリカ)を揃える儀式が、皇位の継承の儀式だ、ということ。これは明治維新後のあるときから始まったものですね。で、いまでも八咫鏡は誰も見れないことになっている。鏡に関して言えば、列島でもっとも古いものは奈良の長柄遺跡で出たBC3世紀の多紐細紋鏡です。そこでは銅鐸と一緒にでて国宝になっていますね。 http://www001.upp.so-net.ne.jp/wi12000/forGmap/html/goshyo_nagara.html
(日本書紀では680年に天武が長柄で流鏑馬を行った「馬於長柄杜、乃俾馬的射之」とあります)
②今回の二つの儀式を通じ、天皇の存在については完全に「神の化身」ではなく、人間世界で、日本列島にある統治体での一つの役職であることが明示されました。日本国憲法が定める「国と国民統合の象徴」が国民の間に定着していて、名実ともに動かせなくなった。殯(もがり)を拒否・否定した、人間、明仁氏のご明断だった。中継したNHKは一応、伊勢神宮を皇祖神アマテラスがいるところとしていますが、これは「そうしましょう」という「約束ごと」で、リアルではないとしりつつも政治的に執り行っているだけ。では、憲法9条はどうなのか?2012年の年末に成立した安倍政権は憲法改正を掲げ、それを、日本会議なる組織がメディアを巻き込んで強烈に支持し、それを神道政治連盟とともに政権に要求していたが、この動きは消えたのでしょうか?令和の幕開けを喜んでいる国民が、どう判断するか? 平成時代に「戦争がなかった」ことを、この憲法の存在とともに考える国民は多いでしょう。
 
今の日本列島が抱える問題は、アメリカの特別行政自治区という現政府の、隠蔽・改竄体質もありますが、やはり、国民の健康面に関し、平気で安全基準を変えたままで「問題ない」を押し通すこと。特にフクシマの事故後の放射能と、電磁波、さらに、農薬(除草剤)、添加物、遺伝子組み換え食品の問題があります。負の部分を見ない、見せない、語らせない。巻き込まれたら、泣き寝入り?そんな社会を今後も続けるのでしょうか?平成の最後に起きたプリウス事故は、いろんな意味で、私たちは決して目を背けてはいけない事案です。これを現時点の情報をまとめているブログがありますので上げておきます。https://aiulog.com/iiduka-kouzou-musukomago/

次に日本国でこの4月から始まった外国人労働者の問題です。これと同時に、昨年から日本国籍取得が急速に緩くなっています。ですから、日本国の人口に対しても、列島民の減少を補っていることもあり、正確なものは分かりづらくなっています。
先日、紹介した坂中英徳氏(移民政策研究所所長 元東京入国管理局長)の講演録が届けられたので、紹介しておきます。http://www.h-ri.org/report1-551439.html
>入管法の世界に「単純労働」は存在しない。
>移民は生活者であり勤労者であり、そして納税者だ。
などなど、同氏は、最後にこう言っています。
>「同じタイプの日本人」を育てる画一化教育は止める。

ここで考えたいのは、何を以って、「日本人」というのか?ということです。戦前の「神武天皇の遺伝子をどこかで引き継いでいる」というのは、三笠宮が言っていた通り、完全にフィクションで、これは、もう通用しません。
元号が「大化」から始まったように、統治体としての「日本」はいつから始まったのか?アマテラスは?伊勢は?基本となるのは、リアルのハツクニシラスである第十代の崇神(ミマキイリヒコイニエ)が三輪山の麓で即位したことです。その息子の垂仁(イクメイリヒコ)の妹がヤマトヒメとなって、「アマテラス」にふさわしい場所を探して、探り当てた場所が伊勢ということになっています。しかし、伊勢が朝廷からきちんと所領を与えられたのは646年からです。672年の壬申の乱のとき、大海人皇子(天武)は吉野の国栖を発って桑名に到着する前に、ここに向かって遥拝していますが、このときに伊勢にはまだ内宮も外宮もなく、伊雑宮の地が縄文時代から存在した太陽信仰の聖地でした。そこに何らかの祠があったのは確かでしょう。
478年に雄略(ワカタケル)が中国の南朝の宋に上表文を出す前に、この地にいた伊勢朝日朗が反乱を起こし、大弾圧を受けています。雄略は安康とともに天山方面から入った渡来系部族の人間であり、列島内にいた百済系の人間に大陸の南朝が正統と教えられ、そことの交易を望んでいた。そのとき、大陸南朝の皇帝を列島の上位者として扱うことに、それは間違いだと指摘されたことに憤慨したのです。しかし、そうした列島事情に怒ったのが広開土王の息子の高句麗長寿王で、475年に百済に攻め入って蓋鹵(ガイロ)王を殺しています。この事件がきっかけで百済から昆岐が亡命し、その子の東条王をワカタケルが保護し、(後の百済武寧王となる)島が唐津の呼子加羅島て生まれています。武寧王の子孫が高野新笠で、その長男の山部王が平安京を開いた桓武天皇ですね。
 皇祖神アマテラスという概念は持統が690年に即位後、不比等とともに創り出したものですが、その中に、如何にして、縄文からのリアルの精神性を入れるか、このことに不比等は腐心した。武則天によって日本国が認められた後、不比等は古事記の神代編を創作し、712年に大陸が唐に戻ると古事記そのものをウマヤド誕生の段階で終りにした。「三種の神器」がそろって、天皇の皇位を示すシンボルという政治的概念が始まったのは、720年に日本書紀が成立した時からからです。そこでは「瓊」と「渟」の文字が多くの場面で使われています。この二文字こそ縄文からの精神性を意味しています。この部分に触れない言説は日本列島のリアルに到達していません。断言します。
 因みに長野県の大町市に仁科神明宮があります。これは国宝です。その理由は伊勢の内宮と同じ建築様式が使われ継承されているからです。伊勢と大町にいかなる関係があるのか?これも列島のリアルな事実史を確認する上で重大問題です。

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この記事を書いた人

新井信介

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。