今週末、14日(土)東京で皆神塾。16日(月)は内幸町の東電本社前で樋口英明・村田光平の講演会に顔を出します。

こんにちは。
樋口夫人から電話があり、来週月曜、東京内幸町で行われる、樋口英明さんの講演会に顔を出して、と。特に今回の講演会は、普通の個人が企画したもので、村田光平先生にも15分程度の発言の機会があるからと。
講演の主宰者は、MISAさん。人気ブロガーです。
https://ameblo.jp/aries-misa/
また、偶然にも樋口夫妻がJESミネラル「希望のイノチ水」の愛飲者であり、彼女の紹介でJESの本井社長ともお会いしたとのこと。
https://ameblo.jp/jesmotoi/entry-12555810757.html
未来を真剣に思い、行動するものがどんどん繋がっていくことに、樋口夫人はワクワク感いっぱいでした。何らかの政治性のある団体ではなく、純粋な繋がりで、生れたご縁でした。

明後日14日(土)、東京の本郷で、今年最後の皆神塾です。令和の大激変を、いろんな位相から見つめ、自分自身が<未来の「種」である>ことを、さらに認識したいとおもいます。
テーマとレジメを検討中。

それよりも、頭が重いことがあります。地震のこともありますが、
今、東京の権力体で同心円にひろがる、ある意識のことです。
「マネーと出世で、社会的地位をあげる」
…このことを、単純に「絶対善」としている人間が壊れだしてきた、と。
悲しい事件が二つありました。関係者の心を想うとつらくなります。
安倍様に「忖度」する官僚たちが見せる醜い根性や、「桜を見る会」が「反社の方々」の「××××ホイホイ」になったことも嘆かわしいのですが、そこの感情は、憤怒やあきれ返る嘆息だけです。
本当に悲しくなったのは、
一つは、今年5月、トランプ大統領が国賓として来日した直後に起きた、熊澤元次官による実子、英一郎氏殺害事件の公判です。元次官には娘がいて、この長男のことが原因で結婚ができないと言って自殺していたということです。このご夫妻は、2人の子息を悲劇で失ってしまった。
そしてもう一つは本日の文春で報道された、上智大の女子大生と、安倍内閣で農水副大臣を務めた小里泰弘議員との愛人契約解除での珍事です。こちらは死者こそ出ていませんが、カトリックのイエズス会が創った大学で、いったいどんな教養・精神を身に着けていたのか、疑問に思う事件です。六本木のラウンジで二世議員と知り合って、愛人契約。これを解除するとき、女子大生側が手切れ金を求め、それを値切られて告発したというのです。

前者の案件は、事務次官まで上り詰めることになるエリートの家庭に育った長男が東大受験に失敗してから始まった悲劇です。進学したのが日大で、そこもすぐにやめて引き籠り、ネットの世界では「愛国」の英雄になったサイコパスです。妹がいて兄が原因で結婚できないといって自殺。その上で、父が息子を刺殺。この家族の結末は過酷で悲惨すぎます。四人のそれぞれ心を想像しただけでも、胸が苦しくなります。
一方、後者は、自民党の農水族の大物議員の家庭に育った二世議員と、名門大学に進んで芸能人と同じようにテレビに露出し、自分を高く売ろうとしていた女子大生とに起きた醜聞です。こちらは、権力と色欲、そしてマネーでの歪みです。小里氏は私と同年代です。私の場合、まず、六本木のラウンジなるところに行ったことがありませんから、そうした女性と会うことはまずありません。しかも、カネと力がない。
こちらは、何とコメントしていいのか、いろんな意味で難しい。
国家からカネをどれだけ取れるか、それを、自分の「チカラや勲章」のように意識する生き方で、それを前提にした行動は、私には、どうにも好きになれないのです。
そこには、同じ地平の上にたった、同格の存在との意識が全くなく、常に、人間が創り出した「社会」での上下関係で、存在そのもの全てを判断する、世界観が見て取れるからです。
そこにどんな喜びがあるのか? 優越感と心の乖離。

私は、出会った人と心が通じること。その人がどんな心でいて、私の心とどうやって響き合うか、それしか、いつも考えていません。
そして、自分の喜びを何らかの形にして届ける。それのみを考えます。
もし、それを喜んでくれれば、さらに自分がうれしくなる。

以前、マドモアゼル愛(伊藤一夫)さんと、よく話しましたが、
その人は、何を自分の喜びとするのか?それを探って、少しでもその喜びを、自分が関わることで増やすことができるか、これだけを考えて生きていけば、素敵な関係が創りやすい。
なかには、とても付き合えない「喜び」をもつ人があるが、そうした人には、「敬遠」の姿勢で臨めばいいと。

いつも、内面を見つめる。自分も他人も、すべての生命も、現象も。
その上で、人間である自分自身を、どこに、どう生かすか?
自分の心を傷つけた人間は、その傷をいやすために、他者に対し、攻撃的になります。
本来の列島民が持っていた伸びやかな心が、明治以来の国家が進めたマネーでの階層化で、どれほど歪み、それぞれを傷つけあったことか?

1984年、入社3年目で北京に駐在に出され、言葉もなかなか通じない。とにかく、忙しく、上司からも本社からも次々、課題が出る。私は輸送機の担当だったので、輸出した自動車のアフターサービスの人とも付き合いがあった。
 マツダが構えた事務所のサービスの人のところに、老齢の中国人の画家さんが来ていて、なにやら楽しそうに歓談し、ビールを飲んでいる。筆談で、それぞれの心の内、世界観を通わしあっている。片や絵筆で自分の世界を描き、もう片方は、自動車のメカニックという技で、クルマの快適さを創出する。両者はなにやら、天(自然)と、人間世界の関係を楽し気に話し、得心しあっていた。あのとき本当に羨ましかった。
一体、自分の心には、どんな世界があるのか?自分は、それを、この3次元に生み出すのに、どんな手段手法があるというのか?
彼らは、三次元の「今」を楽しんでいるが。
異国の地にいて、日本社会、日本という統治体、そして自分の心を考え続けた日々だった。
当時は、1984年、ロサンゼルス五輪の時。日本では、バブル経済が始まった時。帰国が1987年8月で、そのすぐ後に、馬野周二博士と知己を得た。マドモアゼル愛さんは、馬野博士の紹介で知った。
「心」を知る。探る。
「恋愛で、人は自分の人生を捨てることもある。それほど、心は強い。」これは、マドモアゼル愛さんから教えられました。
心と、制度。心と統治体。そして、マネー。いまでも、ずっと、この正体と本質を探っています。

 二つのイノチ  二つの誕生 

まず、人間として、生れた喜びを知ろう。
そしてこの世の地図を知ろう。地球生命の地図と、 人間社会の地図と。
その上で、いずれ肉体はなくなるにしても、それまでに、たどり着いていたいところ、なっていたい自分を確認し、そこに行くための装備と、技能を身に着ける。

自分はいったい何がしたい?
令和元年12月の今は何?
嘘つきが支配する国家だけは、終わりにしたい。それだけ

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。