ヒロヒト・ファイルが公開されるぞ。明治維新とブレトンウッズ体制、さらに原爆と原発の闇に陽が差し込む。20日「ほのかの会」中止は少し残念。翌21日は皆神塾(東京)です。

こんにちは。
参院選挙が公示です。
長野県選挙区は1人区で、政党での候補は二人にまとまっています。
与党の自民党からは小松さん(信州大卒の医師)。野党は統一候補として国民民主の羽田さん(元総理の息子。家系では徐福がご先祖様)。
これ、悩んじゃうんだよね~。人物的にみて能力や未来への情熱などは、明らかに小松さんなのです。本人は昨夏、信州中野の小さなイベントまで顔を出してくれたので、私が安倍政権のやり口を非難すると「全くごもっとも」と頷いてくれました。まあ、その時は党首選の前だったので「自民を出なさいよ」とは言わないままだった。
 昨日、地元の社長と昼メシ。このとき社長にどうする?ときくと「民主党なんかに任せられるか」。安倍政権が終わるのを見越した上で、それでも自民という反応でした。でも、今回、小松さんを選んじゃうと安倍政権を認めたことになってしまう。

前川喜平さんは「自民党への一票は、改憲への一票になる」と警告を発します。
山本太郎のれいわ新撰組は寄付金を3億円をあつめ、候補者を10名に仕立てた。そのなかに、沖縄でデニー玉城さんを知事にさせた猛者、沖縄創価学会の野原善正さんがいる。山本代表は彼を東京選挙区に立てた。これは面白い。公明党、なかでも創価学会を完全分裂させる爆弾です。学会の構成員は平和と大衆という視点にまじめな人が多いので、今回、野原さんが当選すると、以後、全国の創価学会組織に、自民党からの離反を誘発しますから、公明党もその声に従わざるを得なくなるでしょう。
焦点は年金など他にも多くありますが、今回の選挙は、とにかく、安倍政治、特にそれを支え続けた、金儲け最優先の財界・宗教界のスクラムを壊す、選挙になりますね。次回の衆議院総選挙までに、どんな情勢・布陣になるか、それを明らかにする選挙です。
 一言で言えば、国民が、覚醒するための選挙です。問題は、どの程度、どの次元までの覚醒を引き起こすことができるか、ということです。単なる「お灸をすえる」次元はもう、完全に終わっています。

民主党は現在、分裂しています(立憲と国民)が、いずれも、これまでの経済の枠の中での「労働者に対する不当な搾取分を取り戻す」という視点から抜き出せないままです。彼らには総合的な国家計画を作り直すための方策つくりという視野がない。地球規模の大競争の中でも、どうやって、日本列島の国民の生活と繁栄を立て直すかということです。
 その点、山本太郎の政治に対する見方は、とにかく壊せ。見過ごされてきた、真の弱者の存在を、政治はきちんと見ろ、与野党の暗黙の出来レースはやめろ、という「ビーンボール」です。
戦争をやりたがる人間にとって、社会的弱者とは、お荷物にしか感じられないのでしょうが、れいわ新撰組は、ここから穴をあけていく、とう戦略です。これは、戦後の経済一辺倒の空気を作り、経済発展を最優先にしてきたメディアを破裂させるものです。山本代表は、いまは議席増狙いで、この段階がまず第一歩ということなのでしょう。

私は、今回、長野県の選挙区に共産党の候補が出ないことが残念です。高額所得者に税負担を出させようとの案に対し、安倍晋三から「そんなバカげた政策はない」の言葉を引き出した共産党の小池さんに、是非とも清き一方で報いたかったのです。比例区は、どうしても山本太郎にしたいからです。

日本列島にある統治体をどうするのか?
「安倍さま」は憲法自体も変えて、戦前の国家体制で戦争屋を儲けさせたい、国民をその戦争屋のロボットにしたい、という思惑で、緊急事態条項を発動させたいのでしょうが、これは、もう無理です。

で、今回、安倍晋三党首は、第一声をフクシマで上げました。
「復興を加速する」と言って、相変わらず「カネ配り」の視点のままです。これが、経団連と経産省が支配する安倍政権です。フクシマの問題は、マネーの問題ではなく、「イノチの問題」なのです。特に「311」以後、日本政府は放射能の安全基準を緩めたまま、汚染土を全国にばらまく政策を続け、そうした事態に何ら過誤も責任も認識していないことが問題なのです。この点について、日本国内のアカデミズムもメディアとともに「忖度」したままなのです。

 先月26日のフクシマ5号機6号機の白煙について、村田光平先生が福島県に問い合わせましたが、そのとき、問題ないとの回答でした。私はそのメールを本欄で紹介したものの、コメントをしませんでした。真相はわからないが、福島県がそういう対応だという事実を、紹介したかったのです。そもそも、福島県では空間線量(シーベルト)と、土壌と食品の線量(ベクレル)について、今の基準がどうで、実際に、どうなっていて、・・・だから問題ない、という形での解説は全くありません。
福島県は、とにかく、ここを最終処分場にするな、という声を県民の声として政府に届け、一方、国の方は、とくに財界は、それならばと、汚染土を剥がし、生活に問題ないレベルだと強弁し、その汚染土を全国に送る。これが国策で、このとき、ゼネコン・土建屋に莫大な仕事が永久に回ってくるから、経済界は大歓迎、という判断なのです。
 イノチを基準に考えるのなら、まず、住民の健康状態を正確に把握することが最優先ですが、この正確な情報が封じ込められています。線量を低減させる技術や処方を、公開で世界中から公募し、それを実証することも公式にはやったことがありません。ただただ、国のカネが使われるのみ。鹿島建設がつくったとされる「凍土僻」は、今どうなっているのか?この検証もその報道すらない、させないのです。汚染水は流し放題のままです。そんな国の方針や姿勢を、メディアはなにも批判しないのです。
しかも、世界は、もう、この問題のこの姿勢をどうするのか? 国際的な政治課題という、視点が消えてしまったかのようです。もう、汚れているのを地球人は食べるしかない、との諦念になっているのか? 「わからない」とにかく、「わからない」。
 こうした中で、ムードとして、「問題ないんだろう~」を日本国民に刷り込み続けます。そこにオリンピックです。これこそが、狡猾な悪魔の所業なのです。
ただ、6月26日の白煙が起きた理由は、本当にわかりません。うがった見方をすれば、G20参加者に「フクシマは問題は終わっていない」と知らせるために、意図された警告だったかもしれないし、あるいは、フクシマでは地下にとんでもないものを造っていて、それが放射能を噴出したのかもしれない。
 唯一つだけ言えることは、今の福島県、さらに隣の、茨城、栃木、宮城の、夫々の県の担当者は放射能に関しては、そこで、どんなに癌や心筋梗塞などが増えていても、生きるのに全く問題ない、としか、何を聞かれても答えようがないのでしょう。今の日本の国家体制のままでは、「そう言うしかない」ということです。すでに安全基準すら不明・曖昧であり、実測値をきちんと図っているかもわからない。それが正しく報道されているのかも、わからない。「忖度」は、財界も自治体(都道府県)もアカデミズムも、お上のマネーを得るために、それぞれが自分で進んでしているのが今の日本なのです。
 不道徳の極み。もう、こんな日本を、止めさせるしかない。それには、どうすればいいのか?その決意が、世界の管理者から出ているのかもしれません。そのときには、日本の明治維新以後の統治体の、根本から全部をやり直す。
こう決意するなら、あの、ヒロヒト・ファイルを公開すればいい。裕仁の出生の秘密、さらに満州事変の背景、ヒロシマ・ナガサキの真実、そして、ブレトンウッズでのヒロヒトの役割も明確になる。
これが、もう、大阪G20を経て、解禁になったのではないか。

以下、れいわ新撰組に関する評論ブログです。メモしておきます。
①【参院選】山本太郎、決死の特攻出馬 自らの議席と引き換えに虐げられた者の解放目指す
この男は自分が国会議員の議席を失っても、虐げられた人々を解放する政治を実現させるつもりだ。
~省略~
特定枠の2人(木村氏、ふなご氏)が優先的に当選するため、山本太郎が国会議員を続けるには、れいわ新選組から比例区で3人以上を当選させなければならない。それには330~350万票が必要となる。全国的な組織のない れいわ新選組 が、 それだけのメガ票を獲るのは、至難の業である。「凄まじい勢いで国家の破壊が進んでいる。当事者を国会に送り込むのは喫緊の課題」。山本は常に力説する。
~省略~
山本が比例で当選し、れいわ新選組が5議席を獲得すれば、れいわは法的に政党として認知される。
NHKが嫌がっても日曜討論にれいわを出さざるを得ない。党首討論にも出席できる。
政党助成金が得られ、活動資金も潤う。革命が一歩進むのだ。
だが山本が落選するようなことになれば、虐げられた人々は一筋の光を失う。
【田中龍作ジャーナル 2019.7.3.】
②山本太郎氏は比例で出馬、れいわは比例特定枠を使用
~省略~
今回、れいわ新選組は、東京選挙区で立候補者を立てつつ、比例区特定枠を使う。そして難病のALSの当事者で全身まひギタリストとして活動する、介護サービス事業の株式会社アース副社長の舩後靖彦氏(61)を1位、脳性まひで重度障害がある、全国公的介護保障要求者組合・書記長などを務める木村英子氏(54)を2位として、山本代表は3位となる。
山本代表は「山本が議員で居続けるためには、2人を上げたうえで自分も票を獲得しないといけない。私が、このような動きをしているのは自分の議席を守るためじゃない。6年前の1議席を獲得できたのは市民のお力。同じように勝ち取る1議席で良いのか? 納得できない。より議席を獲得できる市民の力を示す必要があると思う」と訴えた。

まだまだ序の口。主戦場は次の衆議院の総選挙でしょう。心ある代議士、立候補志願者は、このれいわ新撰組の結果をじっくり見ています。時代のうねりを感じながら。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。