おい世耕!安倍政権の支持者を気にして、とんでもない墓穴を掘ったんじゃないか。国際会議という公式外交の場で「安全保障上の問題」を言うのが、何を意味するか判っているのか?かのクニの人たちの民族性と尊厳をあえて踏みにじってどうする

8月3日、北京で開かれたアールセップ(RCEPアジア地域包括的経済連携 :Regional Comprehensive Economic Partnership)の場が、日韓間のもめ事の言い合いの舞台になった。
7月1日、韓国を貿易管理の緩い対象国(ホワイト国)から外し、管理の厳格化を言い出した日本の安倍政権。徴用工問題とは別次元というが、相手国政府を困らせるという点においては、「報復措置」としか受け止められない。当然、これに抗議する韓国政府。それを見て、さすが安倍ちゃんと喝采をおくった安倍支持者たち。
 しかも、その日本の立場を、正式な外交の場で「安全保障上の問題で、WTOとは関係ない」と言い切ったのが担当大臣の世耕。この人は政権内でのネット言論の管理(操作)担当者でもあった。世耕も安倍自身も、外交の舞台で「安全保障の問題・・・」という文言を言い出すことの意味の重大さを知っていたのか?
アメリカのトランプやペンスは、中国を名指しながらアメリカの国内向けに、フアーウエィを、アメリカ国家の安全保障上の問題とはいっても、米中間の交渉の場では、これを言ってはいない。関税問題だけに特化した。基本的にアメリカと中国は、敵にも味方にも成りうるという、対立関係の中での貿易交渉だった。
 しかし、日韓の場合はどうか? 国家間にいろいろな問題はあるが、国家同士の安全保障上の立場では、相手と敵対するとか、国家的に公式に敵視することはなかった。日米韓の三か国の軍事同盟のなかでの、日韓でのワン・イシューでのいざこざだった。
 これを安倍政権は、トランプの板門店行の直後、参議院選挙に向けて、みずからイシューを仕掛け、それをこのアールセップの舞台で安全保障上の問題にまで高めてしまった。「お前は、スパイに通じている。危険だ、敵だ」と公の場で言い放ったのだ。
で、この意味を解らずに世耕は「東南アジアのみなさんと、おなじ扱いにしただけで、貿易ルール(WTO)上問題ない」と、しらっと言いきって得意げになっている。
緩めていたので安全保障上の問題があった。だから、それを厳しくして、東南アジアの皆さんと同じ扱いにした、というのは、これまで東南アジアの皆さんには、安全保障上の問題があったんですよ、と言ったのと同じこと。それの上で、WTOの定義で問題ない。これでは、WTOのルールそのものが、日本国の安全保障上の問題を危険や敵を縛るためのものだ、という認識になる。お前ら、みんな日本にとって敵だったじゃないか、こう言っていることになってきますね。あれ?自由貿易は相手を信頼することじゃなかったの?
 この論理矛盾を、外務省の誰も、指摘しなかったのかな?

韓国の国民性(民族性)を承知して、公の席上で世耕は、あえて、こう表現したのか?これは経産省・官邸の意向なのか?
中国人はメンツ(面子)の民族だが、中華の正統性問題がまだ定まってなく、今の北京政府の人間とは、裏で個人間でいろいろと取引できるし、お互いに「落としどころ」を探り合う、という修復方法はある。しかし、半島の人たちが、その国家(民族)の尊厳について、その足場を崩しに来た感じたときに、その相手に対し、どんな反応をするか?

 今の安倍政権は、日本の経済界(マネー最優先)とともに、本当に、自分だけにとっての都合で、「311」以後も、表のマネー経済を引っ張ってきた。東京2020を買収工作で勝ち取り、「フクシマ放射能は、アンダーコントロールで問題ない」。年金どころか日銀マネーによる株の直接買い付けでの株価の維持、公文書や統計の偽造、メディアのコントロールとあまりにひどかったが、これでも、世界は日本から流れてくるマネー欲しさにそれを黙認してきた。
しかし、今はどうか?
北の金正恩はミサイルを何度も飛ばしても、トランプは、短距離なら問題ないと公式に言う。
しかし、この問題は、韓国や日本にとってはまさにミサイル射程内だから、本来、安全保障の次元で言えば、一枚岩にならなければならない問題だが、ここで、日韓がもめる。(これはボルトンの策略?)
世界全体で見れば、南北朝鮮も日本列島も、一地域の、内輪の中での罵り合戦。
ここで、世界の表のマスコミは語らないが、この三か国の間には、1910の日韓併合から始まる、闇で蠢く勢力がある。満州亡霊もその中の一つだったが、とにかく、列島の羊の群れをどの方向に導き、如何に絞るか、という「空気」作り出す実行部隊。彼らの存在は、戦後は圧倒的にアメリカCIAの影響下にあったが、今はどうなのか?
 私は昨日、大嘗祭の前まで「何かがあるかもしれない」と書いた。「闇」は「311」以後、ずっと、安倍さまに味方してきたが、Qが動き出してきて変調し、今、れいわ新選組という「受け皿」が列島内に誕生した。
 で、人類の普遍的価値から見て、今の安倍政権をどう捉えるか?
結論、そして、正解は、「日本は、変わるべし。変えるべし」。
これまで、自民党・財界の「都合」を支えてきた、各層の闇の人間たちが、今回の「安全保障上・・・」を言ったことで、一斉に、その「都合」の創り出してきたインチキの実態を、それを支えてきた「闇」側が、バラしに回るのではないか?そこで、新しい「空気」が生まれる。
 自民党を創り出しそれをインチキで支えてきた、政官財さらに、マスコミ・司法での、忖度ばかりをまかり通す体制を、もはや、日本列島に続けてはいけない。新しい国体に作り変えなければならない、とする人間たちも、その「インチキ晴らし」に、「闇」たちが一斉に、動き出すのではないか?
 東京2020のために、全てを東京に集中させた「都合のいい日本経済」は、一旦、壊した方が、またまた。儲けのチャンスが生まれる、と考える人間もいるだろう。
 はっきり書けなくて、すまないが、とにかく、明治以来の列島の統治体の悪辣さを、もっともよく知っている人間たちが、その悪辣さの上に載っている、近代日本で生まれた門閥官僚優遇の統治体(慣例・利権)を壊すことに、これを機会に動き出すのではないか?
 私は、日本列島での未来の光を感じながらも、今の権力者たちの「都合」の破壊が間違いなく始まる、そう思えてなりません。
 こう思っていたら、また、フクシマ沖で地震。
「311」以後の政府財界の「都合」でつくられた「マネーでの成功物語」を盤石だと思っている人たちは、至急その考えを改めた方がいい。世界は、その「成功物語」を失っても、やっていけるし、それを失った時こそ、最大のチャンスが来る、と考える「狼」がすぐそこにいるのだから。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。