官僚演出で続く、残念プロレス。高村薫は言っていた。「今回は間違いなく最低の選挙です。仮にどんな結果が出ても、改憲勢力の大連立でしょう」

 

 モリ・カケ隠して、 憲法改正。

 北朝鮮の危機は、濃くなるか? 薄くなるか? 

  これは、アメリカが決める。

 戦前の満州亡霊(軍事最優先)が、消えたかどうか?

  皇国史観の神社界は、急速崩壊中だが・・・。

 

 今回の選挙は、すでに、予想されていたとおりの結果だが、開票後の見方で、この意見に一番納得。

 

 官僚の圧勝。残念プロレスは明日からも続く。

 

 国家と個人の関係で、何が一番、肝心か?

 これを、情緒で判定する、「自覚なき、無思考な人間」と、

 メディア情報と国家の三権総動員で、感情を操作する「体制」。

 こうした、現実に、

 
 「国民は、なめられている。」   

 との言説が、候補者と有権者から、国政選挙の現場で出てきたことが、今回の収穫。

 ただし、それはまだ、本当に小さな収穫。でも、その自覚が、第一歩なのだ。

 

高村薫氏が、投票直前に 以下を指摘していた。

衆院選前に野党がたった1日で消滅 「まともな国では起きない」と高村薫氏

  〈AERA〉10/21(土) 11:30配信  

 

 間近に迫った衆院選を、小説家・高村薫さんはどう見るのか。インタビューで聞いた。

*  *  *
 今回の総選挙をメディアは3極が争う構図と報じていますが、違います。小池百合子代表が自民との連立に言及した時点で、希望は完全に「第2自民党」になった。選挙協力する維新は、元々官邸と極めて近い関係にある。自公プラス希望・維新は右派、そして、瓦解した民進から希望に合流しなかった立憲民主は枝野幸男代表を除き明確に左派です。中道がない2極構図になった。私も含めて有権者の概ね半分は、政治的には穏健な中道のはずですが、その人たちが票を投じる先がない。

 小池さんはとことん権力ゲームが性に合っているのでしょう。いろんな政党を渡り歩いて権力ゲームの中に手を突っ込んで、機敏に先端に躍り出てきた。一方で、政治は自分のステージを上げるための道具であって、ポジションをつかんだ後に具体的に何をしようという信念は感じられない。原発ゼロなのに再稼働OKとか、花粉症をゼロにするとか選挙公約も意味不明です。都知事就任後も、五輪施設の見直しや、築地市場移転問題では築地も豊洲も生かすと言ってみたり、掲げた公約は中途半端。極めつきは、築地と豊洲併存の検討記録が残っていないことを、公約でもある情報公開方針と矛盾すると追及されると、政策決定者たる自分は人工知能だから文書が不存在なのだと言い募った。

 私が有権者の政治意識で気になるのは、すぐに忘れてしまうことです
。昨夏の都知事選で大きく下がった自民党の支持率は、9月には持ち直した。森友・加計問題も、野党が求める臨時国会召集の要求を2カ月放置し、ようやく召集したと思ったら冒頭解散。この間、これからは丁寧に説明すると頭を下げた安倍晋三首相は、結局それもしなかったのに、支持率が40%台に回復してしまう。

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