終戦記念日。ゲリピー、靖国参拝せず。元官僚ブローカーが震え上がっている。

 おはようございます。

安倍晋三は、今日、靖国に行きませんでした。これは、いけませんでした、というほうがいいでしょう。

アメリカ側からこれ以上、中国韓国を刺激するな、という申し入れががあったのは、当然です。

昨年の年末来の自民党の政権復帰は、日本国家としての「ガバナンス」を取り戻すことを最優先しているにすぎません。

最優先して、何をするの?

大きく分けて3つあります。

1、世界経済をまわす。

2、日本企業を世界中に展開させる。

3、日本国内の財政悪化、巨額支出体質を改善する。

このために、日本経済全体の収縮を示す指標の最大要因の首都圏の土地価格については、どんなに人口流出が続いても、下がったとは言わせない。

これとあわせ、放射能の影響が現実の生活に影響が出ている(病気や死者の発生)とはいえない。

株価を上げ、企業の財務体質を良くして、企業に、東南アジアのみならず、西南アジア、アフリカ、南北アメリカに進出を促す。これが、アベノミクス、そして、黒田バズーカでした。

で、3番目の日本国内の改革ですが、少しは始まったようです。

 私は、7月のメッセージで、日本が今、3~4割のピンハネ社会になっている。それも、各種補助金について、元官僚がブローカーになっていると、指摘したのですが、そういう人間の不審な自殺が出ていると報告がありました。

 安倍晋三は、「奥の院」に選ばれた人間です。最初は、政権奪取に、尖閣での強硬論を言い、国防軍へと「憲法改定」を狙っていましたが、これが、世界的視野で、どうなのか、ということです。

 ヘリコプター発着艦「いずも」が進水しましたが、これは、オスプレイの発着がもちろん、可能です。

「奥の院」ジイサマたちの意向の下で、日本を20世紀の 「国家」の次元で見て、勝者の国に、戻したい、と考えているようですが、普通の若者が未来に希望を見出せないまま、人口が決定的に減り続ける環境に置かれている、事実を、まるで考慮しないのでしょうか?

 企業の業績と財務指標の改善を、国家の目標にしていることほど、愚かしいものはありません。

人間がいなくなったら、国家は成り立たないのです。人間が病み、子供が増えず、希望を感じなくなってしまったら、その国は、おしまいです。

 最優先すべきは、経済指標ではなく、国民のイノチです。福島の放射能について、真実を公開すること。

 そして、原発そのものの対処策、内部被曝者の健康改善、移動の自由、放射能の除去・消滅の公開での実験など、やることは、本当に多いのです。

 いまでも、こうしている時に、私たちの同胞たちの貴重な命や細胞が毀損され続けていることに、痛みは感じないのでしょうか?

 守るべきものが、違っているのです。

今日は終戦の日ですが、今、実は、これまでの文明の業病との戦いの中にあるのです。これには、国家同士の国境紛争、原子力の後始末(放射能)、そして、マネー崇拝とという、悪しき信仰です。この戦いを、さらに、拡大するのか、それとも、終息させるのか、こちらの次元こそが、日本人に課せられていることです。

 東アジアで、戦争を望んでいる人間は、よほどの、激しい洗脳を受けているものか、戦争屋しかいません。

日本の名誉が、どこにあるのか、本当に気づいてもらいたい。これは、安倍じゃない。「奥の院」のジイサマたちだ。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。