悪石島と硫黄島。泣き笑いの裏の天意。

皆既日食の天気。神様の計らいは、意味が深い。
 今回は、インドから、重慶・武漢・上海、日本のトカラ諸島、そして、硫黄島。
日本の場合、トカラ諸島、なかでも悪石島で、そのとき、暴風雨。
一方、小笠原諸島の硫黄島では、快晴です。
悪石島での天候悪化は、BC330に、初めて日本列島にもたらされた、
「王権」の基準に対する 否定ですね。
これは最初にきた北イスラエル系ヘブライ人がもたらしたもの。
 縄文の晩期、日本列島に来た初期の稲作民や海人たちも交え、
そのときまで、まるでウソがなく、同じく生きる者として お互いを無条件に
認め合っていたのですが、
王権意識によって、列島を支配するという欲望や正邪の判断が生まれました。
それが現代にまで続いて、時代時代の権力者が、自らの正統性を裏付ける
「権威の根拠」(「橘」が象徴)を形成しましたが、
 今、天意は、それに、区切りをつけよう、というのでしょう。
また、硫黄島で現れた美しい、ダイヤモンドリングは、
この前の戦争の英霊たちを、弔ったものでしょうか?
そして、戦後、全世界的に広がった物質主義、金融支配からの脱却を、
この日本から始めるように求めているのでしょう。
つまり、込められたメッセージは、
もう、恩讐を超えて、日本がアメリカの戦後支配から脱すること、
そして、 天皇 や 倭国 や 古代出雲 よりも、 さらに前の、
《縄文ヒスイ》の生き方に帰れ、 ということでしょう。
それは、魂が響きあう “新文明” ですね。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。