国の事業に土地を高く売って利益を出す。もうやめよう、こんな考え。

 戦後の農地解放以来、多くの国民は土地の所有者になりました。

国家権力に如何にたかるか、これが、豊かさへの近道、と考える政治家、教育者が続出したのが、この国です。

今、北陸新幹線をめぐって、新潟県と石川県が、もめています。新幹線用地の取得金額が、大きな負担になっているのです。

本当の豊かさは、こんな地上げまがいな、マネー収奪からは生まれてきません。国土と人材を、如何に生かすか、必至になって智慧と汗をかき、その積が、富となっていきます。全体を考えない大バカどもは、どこまでもハシタナイ生き方をし続けます。

朝日新聞 から http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001202030003 

石川知事苦言に、泉田知事猛反発

2012年02月03日

 泉田裕彦知事が県の新年度予算案に北陸新幹線の建設負担金を計上しない方針を示したことに、谷本正憲石川県知事が苦言を呈したが、泉田知事は2日、県庁内で記者団の質問に答え、「石川県知事が口を出す話じゃない。国と新潟県の話です」と激しく反発した。
 

谷本知事は1日、全国新幹線鉄道整備法で沿線自治体が工事費の3分の1を負担すると規定されていることを踏まえ、泉田知事の対応を「法律違反」「(関係他県に)説明があってしかるべきだ」と指摘した。

これに泉田知事は2日、「説明に来いというのであれば、まず石川県知事が説明することがあるのではないでしょうか」と反論。北陸新幹線の施設整備費を沿線自治体が負担することに関して「(石川県は)田んぼを住宅地相当の値段で買って他県に請求書を回している。そういったものを説明する方が先じゃないでしょうか。よく胸に手を当てて考えてほしい」と語った。
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以上の中で、重要なのは、「田んぼを住宅地相当の値段で買って他県に請求書を回している」の部分。

少しでも高く「国」などに買わせることが、政治家の仕事と考えているオオバカがこの国に多かったのです。石川県は、いわずと知れた、森喜朗の地盤でした。基本的に、自民党の国会議員は、ほとんど、こうした考えでしたね。

 もうやめましょう。 昨日の書き込みどおり、別の形で、発展プランと資金集めをしましょう。

 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。