野田ドジョウは自分に対する言い訳で消費税アップ。税調の藤井さんは、最後の大手飛車取り。

今年の年末、民主党の国会議員の本性が本当に良く分かる。

 一体、誰が、真剣に日本のことを考えているか? 

 今の日本は、60歳以上が4000万人。この人たちが75%の預貯金をもっています。この資金が、日本国内の新しい事業に流れない。全く生かされないまま、銀行証券が作り出した外国通貨建てのインチキ金融商品の餌食になってきた。当然、若者達の雇用創造に、この預貯金が繋がらない。

日本国民は、不安が一杯で、ますます、カネを使わず、預金する。この状況で、低所得者の生活を圧迫する消費税アップ。しかも、事務方の経費・人件費は、何らいじらずに、負担を国民に求める。

野田ドジョウは、民主党代表として、全てのマニフェストを実現できなかったことを、国民に対して全く、謝らない恥知らず状態で、かえって、国民に対し、より深刻な問題を突きつける。

しかも、頭が全然整理されてなく、足元も見えず脇が甘い。自分自身の党内での権力基盤を固めることもせず、財務省と一緒に、「財政再建」という、これまでの筋論をここで押し立てる。

 野田ドジョウよ、明治維新からの近代化の真実を知っている財務省の勝さんに、本当に今、消費税アップを、すべきなのか、きちんと聞いているのか?  

 マニフェスト全滅で日本国民から完全に信用を失っているなか、民主党内の権力基盤がきわめて弱くなっていく選択であり、間違いなく自殺行為。これは単に、総理大臣になった自分の、政治家としての、自惚れがもたらす、格好ツケの小さなプライドのためのごり押しだ。

 日本を本気で変えるのなら、まず、自分の政権の権力を固めるしかない。それには、議員定数の削減、そして、公務員給与の削減を、さきに法案化し、これに反対する国会議員を落とせばよかった。しかし、もう、すでに、時に遅し。

 野田ドジョウよ、おぬしが財務副大臣で、菅が財務大臣のとき、いいだした消費税アップ。第四次の補正予算を組むようになった今年度予算で、とにかく、勝次官に全ての指導を仰ぎまくって、自らの無能・無策ぶりをとことん知らされたからって、 ここにきて、自分の政治家としての墓場に、 消費税をもちだすのか?

 どこまでも、自分自身の小さなプライドだけを守りたい男。 現実の重さをまえに、守りたいのはそれだけか?

「私は総理大臣になった。日本国のもっとも肝心な問題に向き合った本物の政治家だ」という、自分自身が作り上げた英雄ストーリーに、今、浸っているのでしょうね、このドジョウは。

すぐにできる小さなことが、何もできないことがはっきりしたのに、いきなり、大きなことをやろうとする。

松下幸之助は、こんな人間を政治家にしたのでしょうか?

さて、それでも、そうした野田を支えようとする民主党の長老、税調の藤井さん。

この方も、最後のご奉公のつもりで、時の権力者に従っているが、腹の底には一物がありますね、きっと。ここに来て、消費税を真剣に実現しようとすれば、民主党の内部に当然、反発が強まり、脱党者がでてきて、党そのものが解体していく。

しかし、それでもいい。自分は財務官僚出身の政治家で、財政立て直しにまっしぐら。しかも、もし、ここで、民主党が壊れても、それはそれで、本当の盟友、小沢一郎が権力を掴みなおすことを支援することになる。 

よって、藤井氏は、とことん、この無謀な消費税アップの実現に向って、財務省と党内の尻をたたく。

さて、今日は、大晦日。

明日はもう、2012年です。

巨大地震は、再び、きます。

明治維新以来の国家システムが、地球からの意志の前に、もう終わることが明白なのに、 まだまだこれまでのシステムを全力で延命させようとしている、財務官僚と民主党の執行部。

なぜか? 答えは、そこに、自分自身の利権があるから。 とことんこれを守り抜きたいのでしょう。

日本のこうした事態を、18世紀末に人類社会に、金を基にした中央銀行システムを作り上げた人間の関係者たちが、完全に止める決意をしています。 もちろん、世界経済全体のなかでの決定です。

それが、どんな形で、いつ、現われるのか?  クライマックスは、年明け、すぐに始まります。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。