「事業仕分け」の象徴、朝霞の公務員宿舎建設にGOで、茶番に。

 2年前、民主党政権が誕生し、枝野議員を中心に、全国放映した国の「事業仕分け」

 そこで、堂々と、「中止」と判定した、朝霞市の公務員宿舎の建設事業。

これが、今年3月、地震発生の中、ゴーサインになった。 このことを主だったマスコミは伝えなかった。

http://www.city.asaka.saitama.jp/cgi-bin/news/article.cgi?id=1154

このときの財務大臣が、現在の野田総理。

この案件の仕分けに立ち会っていた、国民新党の亀井代表(女性)は、

中止のはずの事業が、再開する前に、財務省から、

「地域医療の拠点にするとの説明があったので、やむなく、建設に同意した」と

ノホホンと答えている。

 あ~ぁ、 どうして、こうなんだ。自分が国会議員であることの意味がわかっていない。

やっぱ、お姫様だなぁ。

  法的に根拠がないとはいえ、 国民監視の仕分け事業で、決定した内容を、

官僚たちが、手を換え品を変え、政治家を言いくるめる。 それに、やすやすと、OKを出した。

 おいおい、ここが、一番の問題点であったことを自覚できなかったのか?

官僚から、こう変えましたから、ご同意を、といわれた時に、なぜ、すぐに、国民に向って、

みなさん、どうでしょうか? と、聞かないのだ。 主権者は、国民なのだぞ。

「事業仕分け」自体が、「法的に裏付け」られていないことを知っている官僚達が、 政権与党が設定した

テレビの「お白州」で提起し、国民に向けて、一旦、決めたと公表したことを覆すのを、国民に教えない。

やはり、民主党、国民新党に限らず、この国の国会議員は、この国が法治国家であること、さらに、

その立法府の一員であることの、自分達の責任の重さとその意味を、まったく、履き違えている。

そのときの財務大臣が、今の総理の、野田なのノダ。

国家の統治、統治権の発生とその構成、権力の所在、といった、政治に関わるもっとも基本のことを、 

松下政経塾の人間は、まったく、学んでいない。

自民党時代の利益誘導がひどすぎたので、選挙で勝つスタンドプレーと、その場その場で、

相手を口先で言い負かすことが政治だと、心得てしまう。 当然、自分自身も、「おためごかし」ばかりに。

そうなれば、「権力」を良く知っている官僚達に勝てるはずはない。

どんな、法律をつくるか?

国の形は、法律が決めるが、 国家の体制を変えるための法律が、この国で機能しているのか、

ということを、考えたこともないのでしょう。

国家は、統治体であり、これは、法律によって動く、ロボットです。

アマテラス神話に酔っている国民は、自分が、このロボットのオペレーションシステムを

動かしている存在だとの自覚はまったくなく、また、それを作り変えることのできる存在だとも、

いや、その責任がある存在だと、今もって分かっていない。

これなら、旧来のOSで、利権を制度化している人間が、喜ぶのみ。

この姿を、とことん、日本国民は、この野田内閣で、勉強すれば、「いいノダ」。

私は、「バカボンの国」は、この実情を心底知ることからしか、生まれ変われないと覚悟しています。 

 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。