グローバル化を前に、日本の公的資金には新しい政治思想の確立・定着が先。「21世紀のマッカーサー」を創るのが先。

 こんにちは。
事業仕分けが, 特別会計に 入っています。
これが、民主党の単なる政治ショーで終わるのか、
日本の枠組みを本当に変える起爆剤になるのか、
私たちは、その行方をきちんと見つめましょう。
公的資金は、それが何であれ、その資金を作り出す人間にも、受ける人間にも、
必ず、国家運営の基本思想にそった、厳しい義務があります。
国家の最大の課題は、この国に生きる人間の生存を保障し、希望を与えることです。
今の日本国家の経済体は、明治の独立のとき生まれ、戦後の焼け野原から工業化で
復興するのに、最適なモデルを作り出し、その推進にあたっては、金銭面の保証が、
多く組み込まれました。 
 
 そうしたやり方が、今では、時代に合わない、もう終わりにしようと、80%以上の
 日本国民が認識しているのです。
 これまで、工業化に加え、都市化、さらに、この国土で、アメリカ戦略の基地化、を
 推進するときに、その補償金として、業種でいえば農業など一次産業、地域ならば
 地方の田舎、さらに沖縄などに、多くの資金と不必要な事業が、政治的にばら撒かれ
 てきました。
 
 それをするのが、これまで、主に 自民党の政治家さんたちの仕事でした。
いま、日本国にある、すべての制度は、この枠の中にあります。
その中で、お金の無駄使いがないかを、民主党の国会議員が探しているわけですが、 
私には、まったく、表面の取りつくろい にしか見えない。
一番、大切なのは、 国家権力として、大鉈を振るうときの、
その大前提になる、 変革の基本思想が、確立されていないことです。
端的な例を、 農業・林業に見てみましょう。
 森林~里山~平野部 で、 農業をしなくなった耕作放棄地の所有者に対し、
これまで同様、単なる農業用地の所有者としての 権利だけ を認めていいか、
という問題です。
 一次産業の現場は、 そこが、自然循環していてこそ、そこに多くのイノチが溢れ、
 私たちの生存を安全保障します。 しかも、ナマの生きた文化 を生み出します。
 それならば、命がけで、この日本の大地(風土)を守る人間には、たんなる農業生産者
 ではない、崇高な使命を与え、 そこに、予算を向けなければなりません。
  厚生省、防衛省、経済産業省、総務省、その他、これまでの、各省の利害を
 超えて、 どうあるのが日本の姿なのか、を、設定した上で、法案の策定が
 必要です。
 これまでの隠された実態を、大いに国民に知らしめるのは、大切ですが、
 では、その次に、どうするのか、その協議の場もないままでは、
 何も変わっていきません。
 国家戦略とは、ここを話し合い決めることです。
 日本を取り巻く、人類社会の情勢は、どんどん変化しています。
 まして、21世紀から始まっている地球規模の気候の激変で、
 これまでの都市化・工業化に対ししては、想定外の事態がどんどん起こっています。
 その被害に対して、その都度、修繕だけをしていたのでは、穴ふさぎに、ドタバタ
 おわれるのみで、 国家が時代に対応できないまま、どんどん壊れていきます。
 これまでのやり方を、止める。
 時代に合わない、今後の未来に何の展望内もないものは、不適格ときめる。
 こうして決断して、<<変革のための権力>>を確立しないと、悲劇になります。
 
 もう、日本には、マッカーサーは来ません。
 
 「21世紀のマッカーサー」は、 私たちの手によって、 
 それを、合法的に、作り出さないといけないのです。
 私の政治的立場は、いつも、ここにあります。
 今の、全政治家も、最後は、ここに来るしかなくなります。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。