今まさに、水面下で、本当のガラガラポンが始まった。

 こんにちは。
社民党の辻元さん、離党ですね。
戦後日本の遊園地的情念ワールドに、やっと気づいたのですね。
戦後の日本国家の安全保障が、アメリカに完全に抑えられている中で、
この島国の日本人が、国際社会の現実(駆け引き、利害対立)を冷静に確かめないまま、
理想論を語って、純粋に願っていれば、それで、全て解決するという、幼稚な情念論、
それが、憲法9条を維持した中での、米軍基地撤退要求でした。
戦後の日本社会での、日米安保と、憲法9条は、セットです。
これは、歴然とした事実でした。
私の考えは、《9条を戦略的に使え》 です。 
日米安保は維持するが、アメリカの安全保障政策の立案に、日本が完全に入り込むこと。
人間の生活に直結する気候や環境に関し、積極的に日本が情報収集し、その対策を
日本が主体的に企画・立案・実行すること。
アメリカが殺人破壊の部隊を派遣する前に、日本がやるべきこと(日本ならできること)が
ある、とアメリカ国民に認知徹底させ、常に、中国・ロシア・インドの支持をとりつけること。
まあ、この辺については、具体的には、別途の議論が必要です。
それよりも、今、日本国内では、政権党である民主党では、総理大臣の菅さんが面会を求めても、
小沢一郎は、けっして会いません。
「だって、菅さん、総理就任のその日に、静かにしててよ、って言ってたじゃない。」
と、小沢氏が言っているわけではありません。
現在の「衆参のねじれ」の中で、9月以降の政界再編のシナリオが、この小沢氏の下で、
どんどん練られて、個々の人間をターゲットに、静かな画策が進められているというのです。
もちろん、このとき、最も重要なのは「みんなの党」ですが、
ここは、もともと自民党の改革派でした。
今の菅政権の大臣、副大臣は、官僚に丸め込まれています。
自民党では、解散総選挙が近いと、戦闘体制に入っていますが、
戦後、官僚と共に、自らが築き上げた利権を本気で壊すことができる議員は、一体、誰なのか、
ここは、国会議員の個人個人の人間的資質の、正確な仕分けが、必要です。
今回の「ねじれ」こそ、日本政界の本当の、政界再編のスタートです。
自民党も民主党も、みんなの党も、すべてが、ガラガラポン。
2012年まで、待たずに、ガラガラポン。
それがいつか? 9月か? 11月か? 来年か?
それは、臨時国会が終わって、お盆の最中に決まるでしょう。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。