「三つの不安」をどうするか?

続きです。
 以下の《三つの不安》、 どう解消するか? 
①企業活動のグローバル化で、雇用減。
  これは、日本国民が、自活・自営をするのでなく、
  どこかに雇用されたい、と考える以上、雇用主、つまり、企業が必要です。
  事業家にとって、日本を魅力的にするしかありません。
  あるいは、消費の多い、大金持ちが、住みたくなるような国にするしかない。
  これには、どうしたって、税制面での優遇が必要です。
  これは、他の国に比べて、日本が優位であるかどうか、です。
  法人税、所得税を下げるしかないでしょう。
  10%まで、下げるしかないところまで、追い込まれると考えます。
  
  その前に、公務員や外郭団体を大幅に減らすこと。
  そして、公共サービスの原資は、消費税が基本になるでしょう。
あと、高額商品(サービス)には、消費税以外に、別の税金を書けたほうがいい。
②最大の預貯金を持つ、高齢者の不安、医療介護費。
 今の薬漬けの高額医療が続く限り、国家による、医療の完全無料化は不可能です。
 健康保険制度の破綻が、その前に、やってきます。
 まず、ここを変えることを、前提にした上で、話します。
 地域社会で、高齢者支援を対象にした、多くのつながりの回復が必要です。
 さらに、そのつながりを作り出す、システム運営組織に、高齢者の預貯金が
 スムースに流れてくる仕組みを、つくるのみです。
 その運営では、なによりも、うそがなく、親身になって相談に乗る人間がいて、
 宗教団体とは、全く違う次元で、地域社会の共通の未来像が必要です。
 青年層、壮年層の生きる目的が、より高額の収入だけにあるのなら、
 そうしたつながりはできません。
 地域を生かす、自分の郷土を造る、さらに、そこを芸術化する、という、自分自身が
 主体になって創造性を発揮する意識にならない限り、 これは、難しいでしょうね。
 ここまで、日本人が、意識を高めることができるかどうか?
③子供を持つ世代の、教育費と将来の就職。
 大学までの、教育費を、全額無償にする。
 現在の難関大学の講義も、ネットで、誰ででも聴講できるようにする。
 大学は、日本人なら誰でも入れるが、そこを卒業できるのは、その大学の担当ゼミの
 教官から、これなら合格と、お墨付きを与えられたものだけに、限定する。
 大学受験で、人生のエネルギーの大半を使い果たす愚、無駄を止めましょう。
 さらに、大学では、地球全体を視野に、世の中のいろんな実情をよく知った上で、
 自分がこの現実社会で、実際にどの部分を引き受けるべきか、その自覚を促します。
 そうした自覚が沸きあがらない内に、企業就職を求めるのは、まったくおろかなこと。
 
 一方、これは、国家や自治体(統治体)に、どれだけの経営資源(人材、財源、資産)を
 持たせるべきか、に関わりますが、これには、まず、現状の不要な人員のカットが最優先。
 
>> で、その一方で、どんどん、物々交換すべし。
  姉妹都市、ネットなど、いろんな手段で、おおいに繋がるべし。
 
 自分から、富=《人を喜ばすもの》を 生産できるものは、そのとき、全く問題はない。
 制度を煩雑にして、行政経費を増やすのと、
 中身のない地位をつくり、それを確保しているだけの人間が、一番の無駄。
 で、すべてにおいて、
 「はっきりしないものは、何も変えられない」。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。