「ヨーロッパ各国がイスラエルに怒っている」は、本当か?日本のメディアの姿勢が変わったぞ。

 昨夜、 テレビ朝日 の 『そうだったのか! 池上彰の学べるニュース』 を観ました。
 今回は、 【そうだったのか!中東スパイ大作戦】 です。
 内容は、 番組案内には ・・・
ヨーロッパでは連日大きく報道されている、「ドバイ殺人事件」。
一体これはどんな事件なのか? 関与したとされるモサドとはどんな組織なのか?
そしてその背景にある、中東問題とは! 
まるで映画さながらのスパイ暗躍事件といわれるこの問題を 日本一わかりやすく解説します。
 ・・・ とありました。 
 ドバイ殺人事件自体は、パレスチナの反イスラエル活動組織ハマスの幹部が、
 シリアからドバイの高級ホテルにチェックイン後に、死亡していた事件で、
 最新式の科学捜査能力をもつドバイ警察によって、その犯人が
 イスラエルのスパイ組織モサドによる犯行と判明したものです。
 
 問題は、その操作の過程で、モサドが、ヨーロッパ各国で、パスポートを偽装し、
 それで出入国していることが判明し、このことに各国が大いに怒っているというのです。
> 池上さんが、NHK週間子供ニュースで、ニュース解説をしていた時代、
 ブッシュ大統領がイラク戦争をどうしても仕掛けたい、二期目の選挙のときには、
 大統領候補のブッシュもケリーも同じく「スカル&ボーンズ」の結社員と解説しました。
 一般人が見る日本の地上波で、エール大学の「スカル&ボーンズ」の名前が出たのは、
 このときが初めてです。 
 しかし、そのあと、
 田原の朝生や、タカジンの番組で、ほかの出演者が 同じように、この名前を口にすると、
 「そんなことを言うなよ」 といっていたのが、宮崎哲夫です。 
> その池上さんが、日本の民放に移り、ゴールデンタイムでニュース解説をする
 番組を持ったのが、今年からですが、 今回の内容は、本当に、驚きでした。
 
 事実として、イスラエルの国家としての諜報・破壊・暗殺活動をする、スパイ組織モサド
 の存在を採り上げ、しかも、 ドバイでの隠しカメラ映像で、犯人の変装の様子も放映し、
 さらに、パスポートが偽造されていて、ヨーロッパ各国が怒っていることも紹介しました。
 ここでは、テレビ朝日とその親会社の朝日新聞側の、ポリシーの変更まで、伺えます。
> 今から20年近く前、文芸春秋社の雑誌『マルコポーロ』に、「アウシュビッツはなかった」
 とのレポートが掲載されたとき、 ADL(ユダヤ人の名誉毀損に反発する団体)から猛烈な
 反発が起き、メインの広告スポンサーだった三菱自動車が広告掲載を中止し、この雑誌は、
 廃刊に追い込まれました。
 戦後世界の国際政治の流れを決める情報空間では、 アウシュビッツの存在こそが、
 1948年に成立した、現在のイスラエル国家の正当性の根拠となっていました。
 「ユダヤ人は自分たちの国を持たないと、ほかの民族や国から虐待を受ける」
 しかし、 このイスラエルの建国が、中東での平和を崩し、緊張をもたらし、
 1971年8月のニクソンショック後の、変動相場制での世界経済、なかでも、
 米ドルの価値を支える、原油価格本位制(戦争本位制)を、支えてきたのです。
> そうした、ニクソンショク後の世界経済は、アメリカが1999年のY2K問題で、各国を脅し、
 2001年の911では、米国の30年もの国債を自動延長させ、さらに、中国を巻き込んで
 今度は、サブプライムローンの債権を世界中にばら撒きながら、成長を続けました。
 そして、2008年夏に、北京オリンピックのあとに、リーマンショックです。
 シュロモーサンド教授の著作「ユダヤ人の起源」は、このリーマンショック前にヘブライ語で
 まず発表され、リーマンショック後に、英語、フランス語、ドイツ語などで読まれていました。
 そこに今回の、この3月のドバイでのスパイ事件で、イスラエルのスパイ組織モサドによる、
 暗殺とパスポート偽装が、ヨーロッパの話題になり、 イスラエル非難が起きています。
 これは、情報空間の転換です。
 アメリカ覇権の消失とともに、「マトリックス」が溶け出している、と言っていいでしょう。
> 戦後のアメリカ覇権は、1944年のブレドンウッズ会議で、米ドルの支配構造を決め、
 48年にイスラエルを建国させたあとは、過度の防衛意識で、メディアを支配しながら、
 イスラエルがアメリカの軍事力と一体で動くことで、米ドルの価値を保ちながら、
 情報で、世界中を組み敷いてきたのです。
 その戦略に、もっとも都合よく利用されたのが、実は、日本経済そのものでした。
 そのとき、日本側の決裁権限者は、 自民党と、大蔵省 では なかったか?
 私には、 今、この次元にまで、改変が進められているのではないか、と推測できます。
> 1980年代、バブルの絶頂期、三菱地所は、ロックフェラーセンターを買収しましたが、
 それを手放しています。
 今、放映中のNHK「龍馬伝」は、三菱グループの創始者の岩崎弥太郎の視点で描かれて
 いるものの、その弥太郎が如何に凄まじい極貧状態にあったかを強調し、日本中の視聴者に、
 三菱グループへの畏怖や崇拝、あるいは依存心などで特別視する意識を払拭させています。
 戦後世界のメディア、なかでもアメリカと日本は、完全にイスラエルのユダヤロビーに
 牛耳られてきて、 それに、とても、逆らうことができなかった。 
 だれもが、こう感じていたはずですが、 
 
> この4月の現実は、まったく違ったものになっています。
 まさに、 ”ブルームーン” です。
 もう、ネオコンの復活はありません。
 完全に、 民族融和 の 地球平準化 路線に入っているといえます。
 となると、 日本の言論界も、どんどん、変わって来ます。
 もちろん、日本とアメリカの関係についてもです。
 核問題を話す国際会議で、オバマ大統領に面会を求め、沖縄の基地問題を話題にした
 鳩山首相に、10分のみ時間をさいたオバマは、まったく軽蔑した態度で相手しました。 
 あたかも、 「それは、あんたたちの問題だろ」 とも受け取れる態度です。
 沖縄の基地問題の本質と、それが解決しない真実は なにか?
 これも、イスラエルともにあったアメリカ(とその日本の協力者)のタブーが、
 これから、暴かれるでしょう。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。