中国から世界を狙う。これが21世紀の戦略。

その1)  日本人が、中国で、商品を開発し、世界へ。
日本人のもつ、生産技術と製品販売に関する、感性と緻密さ。
これを、中国市場でバージョンアップし勝者となって、
安定経営にして、そのダイナミズムで、世界市場を狙う。
この戦略をセブンイレブンが始めました。
ビジネスの次元では、日本人も大陸中国人も華僑も目的は、一つです。
これにより、徐々に関係者は、多方面で文化を共有化していきます。
こうした、現実のビジネス環境が、さらに運命共同体の感覚も培っていくでしょう。
中国の富裕層は、現地駐在員の奥様の生活をじっくり見ています。
何を買っているのか?どんな店に行くのか?何を習い事にしているか?
以下のセブンイレブンの動きは、全業種に広がっていくと思います。
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日経ビジネス (2/11) セブン&アイ、中国発PB世界展開
 【北京=多部田俊輔】セブン&アイ・ホールディングスは年内をめどに、中国でグループ
店舗共通のプライベートブランド(PB=自主企画)商品を開発し、世界で販売する。まず
菓子類などで現地の消費者の好みを意識した商品を中国市場に投入。現地のライバル
店との競争を有利に進めるほか、他地域では「新感覚の商品」として位置付け、売り上げ
の底上げを目指す。
セブンイレブンとイトーヨーカ堂が中国向けに共通のPB「セブンプレミアム中国」を開発する。
第1弾の商品を4月にも中国市場に投入し、今年末を目標に日本で発売する。2011年に
米国やアジアにも広げる構想だ。
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2) 需要の減る日本に中国富裕層を招く。
   日本は、「きれいさ」が、「売り」 になる。
日本の学校に、生徒が足りず、また、病院でも経営難が続出です。
今、中国では、進学熱はまだ続き、大学は国際競争での生き残りを目指します。
中国で大学を卒業しても職にあぶれているものが、700万人いますが、これは、
中国市場に受け入れられる製品を作るノウハウや製品開発力をもつ企業が足りない
ことを意味します。
一方、病院のほうですが、こちらは、圧倒的に足りません。医療技術のレベルも
そうですが、なによりも、グロスのキャパで足りないのです。
これまで、家庭の医学や気功師といった民間療法で間に合わせてきたのが、
そんな療法では、とても安心できない事態が、各地であふれ返っているのです。
病気になってからの治療や医療ももちろん、きちんとしたものを受けるには、大変ですが、
自分の体が一体、どうなっているのか、まともな検診を受けるのに順番が回ってきません。
今のもっとも働き盛りの30~40歳代でも、ガンや糖尿病、高血圧が多いのですが、
既に事業に成功し、十分な蓄え(キャッシュで数千万円以上)を持つ50~60歳代の
誰もが、体に、必ず、病気を抱えています。
考えてみれば当たり前です。
あれだけの競争社会で、しかも、汚染が酷く、生活環境は劣悪でした。
だましだまされの不信社会で、常に権力と渡りをつけるために、多くの営業用の酒を飲み、
どれだけ、こころにもない、お世辞を言ってきたことか?
しかも、時には、外国人を上手にその気にさせて、しっかり資金を巻き上げ、党の規律部門
や公安の人間を懐柔するために、あの手この手を繰り返してきたのです。 
彼らの体には、寿命を縮める、いろいろな悪い要素が溜まっていて、当然です。
(それでも、大陸の中には、ぎりぎり、トキが生息できる場所なども残されていますが、
 これはもう秘境です。)
本当のウルトラリッチや、スーパーパワーをもった中国人は、専属の医者や治療師を
もっているでしょうが、ここ数年で、何とか、数千万円の資産を作った3000万人以上の
人間には、こうはいきません。
 裏口で病院にいこうにも、同じような人間があまりに多いのです。
そこで、日本の自治体の中には、そうした、中国の富裕層を日本に招き、単なる観光でなく、
日本で健康検査していってもらおう、とうものが出ています。医療をするのでなく、検査です。
今、日本は、地方は、どこも、環境がきれいです。
世界一の長寿国です。
長野県など、長寿でしかも、医療費が一番かかっていないのです。
ここにくることが、健康に一番いい、と十分にアピールできます。
近くに温泉もありますし、美味しい果物もあり、中野なら、キノコの研究が世界一です。
今、そうした中国からの富裕層を対象にした健康ツアーを企画しているのは、
長崎、大分の別府、富士周辺の箱根、河口などのようですが、 日本全土を、全世界の人
に向けて、健康快癒の嶋にするのは、とてもいいことです。
それで日本は、ますます環境が美化されますし、その日本で体験したものを、今度は、
中国の富裕層の人間たちは、それを中国で実現すれば、それで、またビジネスになると、
中国大陸の美化を始めるでしょう。
そこでは、日本の企業や病院との連携もあるでしょう。
さらに、その考えは、アジア全域にも広がっていくでしょう。
世界が、日本人と同じく、花鳥風月を感じ、「ヤマト化」が始まります。
悲観している人は、今、進行している「現実」を、知らないだけですね。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。