「世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」

  掲題は、古今和歌集にある 在原業平 の歌 

 「渚の院の桜を見て読める」 とあります。

 業平は、父が、平城天皇の第一皇子、阿保親王で、母は、桓武天皇の皇女、伊都内親王でした。

 この歌には、多くの解釈が有ります。

 

 ほかに、 紀貫之の 「桜の花の散りけるを詠みける」 として、

 「ことならば 咲かずやは あらぬ 桜花 見る我さへに  しづ心なし」  

 

 さらに、 同じく紀貫之の 「人の家にゑたりける桜の 花咲きはじめたりけるを見て読める」

 「今年より 春知りそむる 桜花 散るということは ならはざらなむ」

 

 そして、「詠み人知らず」ですが、こんな素敵な歌も。 花とは、心のなかで咲くもの。

 「かぎりなき 君がためにと 折る花は 時しもわかぬ ものにぞありける」

  この歌は、藤原良房が詠んだのではないか、との説も。

 

 みなさんにも、お好きな歌があるでしょう。

 

 また、吉野は、飛鳥時代から 桜の名所でした。 そこに、持統は31回も通いました。

 桜の花に、多くの想いを、投影させてきたのが、私達の先達たちでした。

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