小出裕章「原子力にかけた夢は、ことごとく幻だった。いい加減に目を覚まさないといけない」

9月26日、福岡での講演

http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7872518.html

 小出氏は、原発を推進してきた歴代政権、電力会社、原子力産業、ゼネコン・土建集団、学会、裁判所、マスコミを「原子力マフィア」と呼び、福島第一原発事故で誰一人責任を取っていないと批判した。「無傷のまま生き残り、福島の事故を忘れさせようと策謀している」と警告し、原発の再稼働、新設、輸出を批判した。

 東海村JCO事故での被曝による急性死、放射線のエネルギーの巨大さを紹介し、「生物と放射線は相容れない」と指摘。約100ミリシーベルト以下の低線量被曝でもがんの場合放射線リスクの証拠があるとするICRP(国際放射線防護委員会)2007年勧告を示して、「低線量被曝なら安全だ」という電力業界の宣伝の嘘を明らかにして、「被曝は避けないといけない。とくに子どもにとって被曝は大変危険だ」と強調した。
 

  ・・・中略・・・

放射性管理区域では水を飲むことも食べることも寝ることも許されていなかったが、普通に生活する場所が放射線管理区域以上に汚れてしまった。私が仕事している管理区域の方がはるかにきれいだ。

放射線管理区域以上に汚れた地域で生活するしかなくなった」と告発し、「子どもたちを被爆から守るのが大人の責任だ」と述べ、沢田研二の「Friday Voice」と「朝焼けへの道」を紹介して、

「どこで選挙やっても自民党が圧勝する信じがたいことが続いているが、

この国をもっと愛せるようにするには、こうやって集まり続けて声を上げ続けるしかない。

けっしてあきらめないで、原子力マフィアを処罰したい」と訴えた。

小出氏は講演後、NETIB-NEWSの取材に応じ、福島第一原発事故を収束させるには、「炉心を冷やすために水を入れるのをやめて、金属による冷却や空冷など、水以外の別の冷却方法考えるべきだ」と述べた。

政府の収束に向けた取り組みが中期課題で燃料を取り出すとしているのに対し、「(チェルノブイリの)石棺のように閉じ込めることを考えるべきだ」と指摘。
 

・・・・以下、略。

(私の感想):

 原発推進派、そして、被曝被害をごまかしている人間は、 とんでもない報い を受けることになるでしょう。 

 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。