「アンネの日記」騒動は、奥が深い。安倍政権を揺るがすぞ。

あまり、軽々しく論評できないのが、この問題。

特に、その実行犯が誰なのか?

以下を参考に。

http://sun.ap.teacup.com/souun/13491.html

その上で、考えます。

 日本国民と、イスラエルを結びつかせたい人間は、世界中にいます。(イスラエルには、古代のイスラエルと、戦後にできた政治国家のイスラエルのふたつがあります。)

しかし、

 今の日本政府、特に安倍個人が選んだNHK委員の発想は、実は、レイシズムの最たるものです。

 戦後の国際政治でレイシズム(民族差別)の犠牲者と位置づけられているのがユダヤ人と黒人です。

 民族の概念と国家の概念は、同時に生まれています。いずれも、統治体を作るときに出てきます。

 日本の場合、持統が皇祖神アマテラスを作り出したとき、日本列島にいる人間をすべて一つの民族に仕立て上げ、そのあと、大宝律令ができました。

 このあとに、記紀が書かれ、日本語が固まってきます。

 天皇、アマテラス、日本語。これが日本民族(日本人)となります。この中には、縄文精神も継承されています。

 そして、それまでの「倭国」からは、完全に異なる「日本国」になりました。

 このことは、中国の史書、旧唐書に、倭国伝と、日本国伝の二つがあるので、はっきりしています。

 戦後にできた政治国家「イスラエル」を語るとき、私たち日本人が注意しなけれならないのは、

  ヘブライ人(失われた十支族、南ユダの2支族、レビ族)と、日本人の繋がりをもとめる動きと、

  戦後「イスラエル国」を作り出した国際政治の力(Zionizm)及び戦後の日本の利権構造 が、

  重なり合いながらも、実は、全く別ものだ、ということです。

 しかも、現代では、ここに、中国・韓国との、国家大義の問題が絡んできます。

 自国民の放射能被曝を無視し、オリンピック利権に狂奔し、世界的な脱原発をよそに原発をベースロードとして維持を図り、「天皇のために死ぬ」ことを賛美する人間を公共放送の経営陣に迎えている安倍政権は、

 どうみても、ナチズムそのものに見えているのです。

 多くの楽しいマンガを生み、次々と新技術を作り出し、心優しい従順な努力家である、多くの日本国民に対し、今の統治体(自民党や官僚、原発マフィア)に居座っているものたちは、全くその反対の存在で、寄生して吸血するばかりなのです。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。