6月24日(日)、東京王子で、ミトラの講演です。 BY「新地球創成研究会」

こんにちは。 5月6日の三田での講演会の続きを、 今度の日曜日、 北区の王子で行います。

以下、主催者のブログを転載します。  http://ameblo.jp/amanomizu/

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  << 6/24 日本のルーツと新しい地球創りの提案 2 >>

 第二回 新井氏、名が無き鳥氏両先生 による講演をいたしたいと思います。今この時期に明かすべきテーマですので、皆さんお誘いあわせの上、是非御参加をお待ちしています。

第一部 新井信介 氏 講

 ユダヤの原点を探る、天皇家のルーツと伊勢神宮、世界の宗教の起源に遡り、ミトラ教の存在を明らかにいたします。

 前回に続き、より掘り下げた講演をいたします。

 (具体的案内は、最後部に)


 ゲスト :  蓮尾尚信 氏 講演(ショートタイム)

 伊勢神宮の秘密とは。金環日食、6/6金星太陽面通過の意味について。

第二部 名が無き鳥 氏 

 意識を転換する実践方法。名前に隠された秘密。抜本的構造改革の提案。

新しいコミューン造りの提案。敵味方、正義と悪という考え方ではなく、自我という地球全人類の根本的な問題を解決する方法。

既存の権力と敵対しない、幸せで平和な社会について

王仁三郎の裏予言に隠されている真実。

新しいコミューンの現地視察の案内もお話いたします。

日時/ 2012年6月24日()     受け付け開始13時

開演/13時15分~18時   (別途二次会があります。会費2000円程を予定)

開催場所/ 王子区民センター内ふれあい館 第一ホール 電話03-3914-7675  住所:北区豊島1-14-12 

会費/3200円(すみませんが、おつりが無いようお願いします)

駅案内/ JR王子駅(北口)・南北線王子駅(4番出口)下車 徒歩10分

HP http://ameblo.jp/amanomizu/     アメブロで "素晴らしい未来を語る" で検索

予約をお願い致します。お席に空きがあれば当日参加も可能です。

主催:新地球創成研究会  

〈お申込み〉  小沢 070-6489-3690 または、 日向  090-2498-9165 


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私(新井)からの補説。  

 24日(日)、東京の王子で、ミトラの話をします。 これは、これから日本で起きる大激変に対する「備え」に関する勉強会でもあります。 

 ミトラの教えは、誰かが企画計画した枠組みに、多くの個人の生き方を合わせさせるのではなく、個々の自由な個人が、最適な関係性を、実際の社会に作り出していく原理を説くものでした。

 ミトラを知ることは、自分自身の今後の世界を、 自分自身が、どう作り出すか、大きなヒントになります。  

テーマ: 日本に、ミトラス(ヘレニズム)は、いつ入ったか?

 

 

 アレクサンダーが残したヘレニズムの真髄ミトラ。文字で書かれた「神」の限界を知り、和解と信頼を教えた。ドグマを否定し、イノチの尊厳と自由意志の融合を目指した

 

文明化とは人間の存在を、大いなるイノチの流れから独立させる、二つの分離感で始まりました。これはシュメールでより明確になり、そこでは文字言語で示される神との対話や契約が、多くの民に、一定の規範と、善悪や正統性などの価値観を喚起しました。

 しかし、感じ取った「神」の実在を口伝ではなく、権力者が文字言語で表現して伝達するようになったとき、その教えにある「神」は、実態から切り取られた存在で、しかも、制約の枠がかかったものになります。

 

これに対し、3000年前にイラン東部におきたミトラの教えは、そうした文字で書かれた「神」は、誰がつかんだものにせよ、常に、今も我々とともに実在する神の、部分や断面であることを教えていました。ミトラはいいます。「神は、われわれと共に成長する」と

 

BC8~6世紀、西アジアやギリシャで多くの国が勃興するとき、ミトラは各部族がもつ神話を融合させる力になり、また、その時代にあった統治に適する神を生み出す意志も育てることになりました。その中でゾロアスター教やユダヤ教が整い、特定の血だけが神と通じることが出来るとしましたが、BC4世紀のアレクサンダーの東方遠征では、再びミトラの認識が深まりました。

アレクサンダーは同胞のギリシア人に対しては、自分をアポロと呼ばせ、ゼウスの時代は終わり、私、アポロの時代が始まったと宣言しましたが、新たに臣下となった西アジアの人々には、自分をミトラと呼ばせ、アフラ=マズダーとアーリマンが戦った不毛な時代(ゾロアスターの世界観)は終わり、ミトラの時代が始まったと宣言しました。ここから、異文化を融合させるヘレニズムが始まりました。

ヘレニズムの言葉の意味は「ギリシャ化」であり、アレクサンダーが仏教僧に諭された北インドの地は、後に、ガンダーラ(GANDHARA)=「ギリシャ人の仏教」と呼ばれました。 ヘレニズム時代は、アレクサンダー帝国時代と、その後のセレウコス朝シリア、アルサケス朝パルティア(226)までを指します。その空気の中でイエス・インマヌエルも誕生しました。ヘレニズムの最後期になるAD2世紀中ごろにクシャーン国(大月氏)に現れたのが、カニシカ王でした。このとき大乗仏教が生まれ、ミトラの教えは4世紀には、弥勒菩薩を生み出します

本列島では、アレクサンダーの死後に渡来したヘブライ人によって、縄文の霊性が「勾玉」に象徴化されました。そして、中国大陸に中華皇帝が誕生すると、常に、その冊封に入るのか、それとも出て、自立独立するのか、が、国家形成での大きなダイナミズムとなりました。

 

6世紀に、弥勒菩薩(像)が倭国に入ったときにも、まだ、通貨はありませんでした。そして、共通の文字言語もありませでしたが、日本列島には、口伝で伝わる、歌がありました。

私たちの祖先が、皇祖神アマテラスを生み出すときまでに、このミトラをどう理解、吸収していたのか、今回は、研究したいと思います。

参考: 

 万葉集には、中皇子(後の舒明)の歌に「ミトラス」が出てきます。(巻一の三番、四番)

  天皇、宇智(うじ)の野に、遊猟(みかり)したまふ時、

  中皇命の使 間人連老(はしひとのおゆ)をして、獻(たてまつ)らしめたまふ歌:                                                  

 

やすみしし 我が大君の  朝庭には取り撫でたまひ 夕庭には い寄り立たしし

御執らし(ミトラス)の 梓の弓の 金弭(かなはず)の 音すなり                                     

朝猟に今立たすらし  夕猟に今立たすらし

御執らし(ミトラス)の 梓の弓の 金弭(かなはず)の 音すなり

 

 

反歌:たまきはる宇智の大野に馬並めて 朝踏ますらむその草深野

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。