明日25日、オバマ来日。今後は、米朝首脳会談の舞台になる、北欧オスロが注目だ。

北朝鮮とアメリカの首脳会談の場所は、どうも、フィンランドのオスロになるようです。
その事前、打ち合わせでしょうか、新規に安全保障担当補佐官になったボルトンが、さっそく、うち合わせのためにオスロに向かう計画が進んでいます。
日本ではオバマが安倍晋三があったあとに、なにか大きなニュースがあるかもしれません。
トランプは22日、通商面での報復関税を言い出すとき、日本に関しては、
「日本の安倍首相らは『こんなに長い間、米国をうまくだませたなんて信じられない』とほくそ笑んでいる。そんな日々はもう終わりだ」と強調した。
俺たちは、これまで、騙されていたんだ・・・こういいだせば、自分を騙してきた人間に対しては、自分たちが何をして相手がどんな目にあおうが、それはお前のせいだ、となります。
トランプは、昨年9月には、北朝鮮のカリアゲを「ロケットマン」といい、そのカリアゲから「老いぼれ」と言われたが、安倍晋三はこのときの両者の言葉の応酬をみて、「さらなる圧力」と国連で演説しましたね。そのとき、国連の演説会場がガラガラだった意味を、外務省はまったく分析しなかったのですね。いや、薄々感じていても、首相の特別秘書官の今井尚哉が何もかも差配しているので、何も言わなかったのかも。
 トランプが一昨年に大統領に当選した時も、昨年1月に就任した時も、いの一番で駆け付けた安倍晋三については、
「いいやつで私の友人」と、これまでズッとメディアの前では持ち上げてきましたが、
安倍がすぐに駆け寄ってくるのは、それまで親ヒラリーを続けてきた人間のおべっかであり、宗主国の立場からすれば、当然と言えば当然で、その姿勢に対しては、すべては日本マネーを引き出すために、ういやっちゃ、と承知した演技だったのでしょう。
そして、自分が、北と劇的和解を演ずるに際し、問題を大きく見せる「演出」に、うまく使える、と考えていたのでしょう。
 プロレスの筋書き作りは、まあ、天才的ですね。
私は、今の国際政治は、実は、日本の大変革と直結していると考えています。それも、縄文以来の日本。
特に不比等が作り出した、大宝律令によって規定された日本を、生まれ変わらせる動きであると確信しています。
一昨年9月24日に、日本の鉱物科学学会は、ヒスイを、日本の鉱石に指定しました。
そして、昨年9月20日、今上陛下は、高麗神社に行幸された。高麗とは、高句麗です。
 東京裁判で昭和天皇が裁かれなかった、という事実の真相を、トランプを生み出した人間たちは、十分に心得ていたでしょう。
1945年8月30日マッカーサーが厚木に降り立ち、9月2日東京湾に浮かぶ戦艦ミズーリの上で、日本は降伏文書にサインした。
このとき、戦勝国に中華民国があり、その代表がいたことを日本の学校教育では、ほとんど教えません。その人の名は徐永昌です。
マッカーサーは皇居の隣にGHQ本部を作り、そこから、明治にできた統治体=皇国日本を、完全に管理下に置いて、自国(正体は?)に都合のいいように作り替えた。
このとき、すでに、米ドルを世界の基軸通貨にする合意があり、その米ドルの発行銀行としてFRBは創設されていた。
新憲法を作らせ(官報では「昭和天皇がつくらせた」)、警察予備隊(自衛隊)を組織するよりも早く、GHQの人間を大阪の堺にある大山陵古墳(仁徳陵)に送って調査させた。
 明治政府によって、現人神とされていた天皇の、その起源を、権能の始まりや天皇自身の血統まで、きちんと探ろうとしたのがアメリカだった。もちろん、神武天皇が即位したとされる、奈良の樫原神宮が明治期に、政治的に造営された事実は、百も承知のことだった。
このときアメリカは、日本人の軍事行動での精神気質を根底から研究に入っている。過酷な状況でも戦い続けた兵士たちの、強固な精神力はどこから来たのか?作戦を作り出す上官と、現場の兵士は、どんな関係だったのか?
「上官の命令は天皇の命令である」、「死して虜囚の辱めを受けることなかれ」、「天皇陛下のために死ぬのは美しい」と教え込まれ、
激戦地に赴くときは、「靖国で会おう」とお互いに声をかけあい、大本営の無謀な作戦計画を知りつつも、現場の兵士たちは鬼神のごとく戦い続け、戦況が悪化しても降伏を拒んでいたが、玉音放送を聞くと、一気に変わったことも。
今年は、大阪の堺と羽曳野にある古墳群が、世界遺産登録に向けて、審査が始まる。
昨年9月20日に、なぜ、今上陛下が高麗神社に行ったのか、その意味も、アメリカの日本研究者たちは、きっと、きちんと知っていることでしょう。
悲しいことに、それを、日本のNHKも、政府も学会も、きちんと説明しなかったことだ。
国民的な宿題 としているのでしょう。
PS: 別件です。たった今、安全保障にかかわる連絡があった。
 日本政府は、バイオテロを未然に防ぐ、という安全保障上の理由から、米国に対し、オウムの死刑囚との接見を許可したと。
浅原のオウム一派は、なぜ、モンスターになったのか? これも、重大問題ですね。 

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。