今の日本は「国家権力」と「個人の自由な創造性」の対決。23日、東京で皆神塾。

霜月です。

 今の日本は、文明のスタンダードを作る工業化社会の段階が終了し、経済構造は大転換の中にあります。

 国際政治では中国との政治対立が経済関係を破壊しており、これがさらに悪化すると、単純な強硬論を言い立てるナショナリズムが点火し、軍事緊張が高まり、切迫した問題になります。そのとき、日本国内では、軍事に関して二つの意見が沸騰することになります。

 日米安保をさらに深めるか、それとも、いっそのこと、日本独自で安全保障をすすめるか。

 「オスプレイ反対」の世論から、日本が独自軍隊をもって防衛すべし。これが強まりますと、日本に駐留するアメリカ軍そのものを拒否して、憲法9条の改正の上、、武力の先制使用の機運が高まります。

 問題は、そのとき、核兵器について、国家として、開発・所持・利用を、積極推進することになるのでしょうか? 

 自民党は、結党以来、独自憲法の制定と、核開発(原子力の平和利用)を党是にしてきた政党です。

 戦後、国際関係でこれまで核兵器は、脅威ではあっても実際に使用禁止となっていた理由は、核兵器使用後の放射能除去技術がなかったためです。もし、この技術を持つ国が現われれば、核兵器は、通常兵器になります。 2012年の時点で世界を見渡した時、今の日本(特に原発マフィア)ほど、放射能の除去技術を求めている国はありません。

 それに加え、今の日本の国家=統治システム(官僚、財界、マスメディア、学界、教育界)の体たらくは、 明治維新で姿を変えた北朝天皇家によるものだ、と主張する南朝待望論の人間も、現われているようです(こうした主張が出るのは、明治維新の真因をきちんと理解していないことが原因と私は考えますが)。 彼らの主張を進めれば、現在の皇室はその存在理由を失ってしまい、これは、皇太子と秋篠宮の対立どころの話ではなく、希望の星である悠仁クンまでも否定されてしまいます。

 2012年末は、日本国内の社会情勢は、大変、きな臭くなっています。 放射能禍の顕現化、天変地異、そしてUFO騒動という実生活での基盤崩壊に加え、日本社会の精神基盤に関わる大激震が起きる可能性があります。

 今月23日、東京の本郷で、皆神塾です。

以下、事務局からの案内を紹介します。 (会場の席に限りがありますので、事前に予約をお願いします)

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 ご関係各位 

2012 1123()(勤労感謝の日)に皆神塾を開催いたします。  お知り合い等お誘いあわせの上ご来場いただければ幸いです。

 日時: 20121123 ()  14時~16 (その後約1時間程度質疑応答)

場所: 「東京外国語大学本郷サテライト」 3階セミナールーム

東京都文京区本郷2-14-10 113-0033 TEL&FAX:03-5805-3254

最寄り駅等 メトロ丸ノ内線: 本郷三丁目駅(M21) 2番出口下車徒歩3

都営地下鉄大江戸線: 本郷三丁目駅(E08) 5番出口下車徒歩4

都営地下鉄三田線: 水道橋駅
(I11) A1出口下車徒歩6

JR線:御茶ノ水駅 お茶の水橋口下車徒歩7

    地図: 会場の地図。 →  http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html

会費: 3500 ()瓊音倶楽部会員の方は2500円となります。

 講演内容:『2012年末 日本は個々人の「生存」と「新生」を懸けた戦場になった

 野田政権の尖閣「国有化」で日本経済の発展装置が壊された。首都圏の放射能汚染で、2020年のオリンピク招致が不可能になった都知事は、対中軍事強硬論と官僚打破で、新党を結党し、日本維新の会と合流するという。 日本経済の基盤だった、土地本位制の金融資産は、これから大崩壊にむかっていく。

 来年の式年遷宮を前に、明治以来の「日本」の「国家」が、内部でグダグダに腐りながら、外面で鉄鎧を着て、無理に生きながらえようとしている。それをアメリカが強制して、日本「国民」はますます苦しくなる。

 しかし、「国家」への依存を超えたところから、人間たちの新生の芽が生まれる。小さな個人の真摯な努力が、ネットですぐに拾われ、支持者賛同者が現われ、現実化へとうねりが沸き起こる。

 『意識されない力は、その人を呪縛する。』 

 崩壊に向わせる力を、正面に見据えたもののみが、再生の足場を得ることが出来る。

 明治以来の皇祖神アマテラス(呪縛)を棄てて、世界神アマテラス(実相)を、私たちは認識・構想できるだろうか?

 連絡先: 株式会社K2 室伏昭昌

事務所: 03-3548-1025 携帯: 090-5804-5078    FAX 03-3548-1026

E-mail akimasa-murofushi@jcom.home.ne.jp

1) お席に限りがありますので、出来るだけ事前にご連絡いただけたらと思います。 

2) 会場が、従前とは異なりますので、ご注意ください。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。