日本列島にある統治体が「神聖」なんて、口が腐っても言えなくなった。宗主国に何を差し上げるんだ、安倍チン。そもそも今の統治体は国民が作っていない。奴等が創った。

1)トラがきて、日本の財界と官界がビクビクです。
aれえ、日立の経団連の会長の中西さん、どこ行った? あと、土曜日25日、顔見しりだった孫正義。おいたっぷり、アメリカに投資しろよ。
トヨタはいるか、トヨタは。まあこれからは公平に、か。
まあ、昨日のゴルフと相撲は、何も言うまい。遊ぶことが、未来の為?
今日は、新天皇に会ったけど、なんか、ちゃっちいなあ。日本の天皇という役職の意味が、どんどん薄らいでいるのかも。 メディア側にタブーがなくなっていくんじゃないかな。
その先にあるのは、明治以来の天皇なる存在のもつ、「神聖さ」のインチキ全面公開。
今、きっと、表の儀式や宴会、スポーツの裏で、これまで国家を語って好き勝手に動いていたワルドモの処分が始まっているんじゃないかな。
2)善光寺の事です。私の郷里の中野市には、[河東善光寺]と呼ばれる南照寺があります。ここには、木造の北魏様式の仏像があり,江戸時代は、よく、信濃のみならず、新潟にも出開帳に行っていました。そして、家光時代にできた巨大な伽藍をもつ、長野善光寺と対抗していました。
しかし、明治期になって、中野で中野騒動が起きて、山形有朋が震え上がり、県庁は長野に移り、長野善光寺は国家からも保護される存在になりました。
 本田義光の子孫をなのる若麻績(わかおみ)一族が14の宿坊を営み、ここが「大本願」を支えています。こちらは浄土宗。一方、天台宗が管轄するのが「大勧進」。こちらに20の塔頭院(たっちゅういん)があって経営を支えるが、平安時代は高句麗系巫女を監視する比叡山の拠点でした。
善光寺は、仏教では珍しく、女性が最上位の位につく寺です。現在は鷹司家から上人が来ています。
 なぜ、こうした形になったのか?
百済から届けられた仏像(538or552)がここにある、それは絶対秘仏だと言いながら、本堂の中では、前立観音のみを見せます。その右隣に大きな銅の鏡があります。これは仏教を伝えた本田義光のご神体だというのです。この人間は実在なのか?
人間天皇の初代カムヤマトイワレビコ(神武)のご先祖は、記紀神話では皇祖神アマテラスであり、伊勢にいる女神さまで、そのご神体は「八咫鏡」でした。この宗教上の設定には、縄文のヌナカワと、持統その人を習合させているのですが、わたしは、長野善光寺の阿弥陀如来には、蘇我馬子の娘、刀自古郎女の願いも込めているのではないか、と思えるのです。
 彼女がウマヤドとの間に儲けた最愛の息子、山背大兄皇子が亡くなった後、すぐに皇極女帝は勅命で、善光寺に伽藍建設を命じ、それを造ったのが、本田義光の子孫とされる、若麻績東人(わかおみあづまひと)だとしているのです。この若麻績家は、小野妹子が裴世清を伴って帰国し、さらに、高向玄理など8名の仏教研修生を隋に送り出した608年に、郷里の伊那から飛鳥に上京した一族でした。
 伽藍の完成は644年で、その翌年に入鹿殺害事件がありました。入鹿殺害のとき、高句麗では淵蓋蘇文が唐の太宗李世民の進軍をことごとく食い止めていました。
 現在、14ある宿坊は皆,この若麻績氏の子孫によって世襲されています。 もしかしたら、とんでもない秘密を知っているかもしれません。私が泊まった宿坊の名前は、「淵の坊」でした。
今回、善光寺信仰の信者を、善光寺がその巨大伽藍を装置に使って、どうやってその信仰心を高めさせるのか、初めて体験しました。感想ですか?「たいしたもんだ。よくできているなあ」。法要、なかでも、永代供養。法隆寺よりも古いと歴史を語りながら、巨大な装置の中で声明と太鼓のリズムという伝統メソッドでやられたら、普通の人間の意識は異次元に完全にぶっ飛びますね。わたしは、この仕掛けは、バチカンそのものじゃないか、と感じた次第。
それでも、まだいい、ここには、権力側になっているとはいえ、女性性がきちんと残されているので、これを、もっと生かした方がいいな、と。(それにしても寺院の起源と出発を胡麻化しているのは、皇国ファンタジーと同じ次元だが)。
 でも、これは、人為が創り出す響きです。小菅神社の森の響きは、まったく、人為のわざとらしさしさがない、至純な始原の生命の響きそのものでした。どっちがホンモノかは言うまでもない。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。