「欧州で表面化したIOC批判」from 村田光平。日本の国家ぐるみのフクシマ隠蔽とIOCの姿勢も、天から裁かれるよ。

村田光平先生からです。
mitsu   2019/11/16 21:46 (7 時間前)
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皆様
東京五輪の帰趨如何には内外から重大な関心が寄せられておりますが、この程、福島事故が放出した放射性物資に起因する健康被害の可能性を全く無視してきた国際オリンピック委員会を批判する重要な動きが始まりました。
15日、Andi Nidecker 博士(IPPNWスイス支部幹部)より、IOCのThomas Bach会長宛の公開書簡(仏語)が寄せられました。
フランス、スイス、ドイツの有志、反原発活動家、研究者など35名と17団体の署名を集めて出されたものです。 https://blogs.mediapart.fr/les-invites-de-mediapart/blog/141119/jo-2020-au-japon-attention-zone-radioactive

他方、同日、同書簡のとりまとめを担当したKolin Kobayashi氏による和訳が寄せられました。https://www.facebook.com/kolin.kobayashi/posts/645906709146799

同書簡の特に注目される内容は次のとおりです。

「聖火リレーは、Jヴィレッジという福島事故対応施設を出発点として、汚染地をくまなく走るという信じがたい計画です。ベースボール、ソフトボールの試合に予定されている福島市の「福島あずま球場」周辺の土壌汚染は、最大6176Bq/kgの汚染が検出されており、トライアスロンの水泳を行う東京湾の一部は、すでに汚物で異臭が放たれ、湾岸部には、放射能が高度に堆積しています。東京にもホットスポットは存在しています。

私たちは、東京オリンピックに参加する選手たちの健康を憂う以上に、この開催が、大半が100年、また数千年に及ぶ汚染区域である福島周辺に暮らさざるを得ない住民たちの不都合な現実を消し去ることを最も危惧しているのです。これらの住民の中で、とりわけ、妊娠している女性、あるいはその可能性のある女性たちや子供達がこの惨事によって打撃をうけ、放射線の高線量にさらされているのです。

こうした重大な状況を告発せず、貴職たちが東京オリンピックの開催をすることは、全世界にたいして福島事故が大したことではなく、何事もなかったごとくに消し去ることに加担することになるのです。
 私たちは、日本で受ける健康リスクに関し、貴職に、オリンピックゲームに関係する場所について、独立系の科学者たちによる放射線量の調査を実施させ、その結果から然るべき結論を導き出すよう要請するものです。」

上記の通りその内容には反論の余地は有りません。
スイスのローザンヌのIOC本部に対するデモも計画されているようです。
天災の激化に伴う福島の状況の悪化の可能性に鑑みれば、その対応に全力投球するために五輪返上を決断することは今からでも遅くはないと信じます。
皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
村田光平
(元駐スイス大使)

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<私(新井)の感想と意見>
戦争屋撲滅、汚職排除は、地球規模で進行中。
まさに、「打掃干浄(ダァサオカンチン)」が始まっています。
国家権力を、一体何のために、使ってきたか、ということです。
日本では第二次大戦が終わり「平和憲法」になっても、国家総動員の1940年体制は継続したままで、列島民は、国家権力(統治機能)に対する疑問を持たないまま、「お上妄信」の洗脳状態が続きました。その中で朝鮮戦争を利用した経済復興があり、マネーでの成功だけを求める脳内「お花畑」状態が加速しました。原油輸入のエネルギー政策には、さらに原発推進も決められ、自然と一体になった風土や人間のイノチを無視して、「目先のマネー最優先」という爛れた判断が、国策として進められたのです。

「不都合な事実は徹底隠蔽する」これが日本列島の「権威」だったのですが、この部分、国家体制の根幹での悪弊・病魔が、真相暴きの時代になったのです。これまでの「権威」を構成したものは、完全に、やり直しが迫られています。当然、これまでの成功者や権威の「名誉」、富裕層「マネー」にもメスが入ります。そこまでの事態になります。

どこまでも反省できない大バカ者には、必ず、天から裁きが来ますね。
これ、脅しじゃないですよ。まじで。「天行健」に、徹底しないと。
「国色天香」の状態は、繰り広げられてきた現実がどんなに悲惨で醜悪であっても、その事実に、愚直に向き合って、直向きに改善を試みる善行の積み重ねの果てにしか現れない。

その時、地上に在って人間世界は「侠骨柔情」。
その結果が、天から祝福されて、「厚徳載物」。
自分の心に骨がないと、人には優しくなれない。
徳のないところには、どんなものも積み上がらない。

で、映画『曹操』のエンデイング曲『任骨柔情』を聞こうとしたら、
 … あれぇ~聞けないじゃんか(憤)。

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この記事を書いた人

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。