「ゴーだのステイだの私ら犬か?」…コロナ政策に憤慨する63才女性。ようやく「お花畑」列島民がこの国の統治者(経団連:日立・新日鉄・NTTなど)の本音と能力を心底知ったようです。

この記事は、特に面白い。→ 女性セブン記事 

普通のオバサン、それも、首都東京のご婦人たちが心底怒っていますね。
もちろん、自分たちは月給200万円の高級をとって好き放題に、オリンピック名目で、国のカネと国民の善意(ボランティア)を食い物にする、五輪組織委員会やスポンンサーなど経団連の主だった企業、そして大手メディアにも、その怒りは向くでしょう。
「311」後の「ごまかし」から始まったのが、今の経産省内閣の安倍政権。
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 観光需要喚起のための政策として始まったものの、外出自粛の方針と相反するとして批判の声も多かった「Go Toトラベルキャンペーン」。『女性セブン』の名物記者“オバ記者”こと野原広子(63才)が、そんな最近の政策に物申す。

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「Go To トラベルキャンペーン」って、何言ってんの。日に日に感染者が増えているのに、「それ行け、旅行」と国が推奨して最大半額の支援金をつけるって、無神経にもほどがある!と、開いた口がふさがらないでいたら、今度は菅義偉官房長官が「ワーケーションを推奨します」と言い出した。ワーク(労働)とバケーション(長期休暇)をくっつけた造語らしいけど、旅先に仕事を抱えて行けば、仕事もできて観光業界も潤って一石二鳥…って、マジすか?

 悪いこと言わない。人間関係、家族関係を壊すから、やめた方がいいって。私の友人・K子(61才)は不動産会社の営業ウーマン。旅先や食事のときなどプライベートな場にいても、仕事の電話が入ると急に人が変わるんだわ。完全歩合制だから、お客の電話は命。気が抜けないのはわかるけど、テンションも高けりゃ、声も高い。彼女が商談をしている間、私らは咳払いひとつできない。ホテルのロビーでこれをやっていたら、誰かが通報したのね。フロントマンから「ほかのお客様もいますので」とやんわりと注意されてたっけ。

「はい、お仕事、終了! じゃ、出かけよう」と言われても、すっかりシラケた場が、すぐ戻るかって。家族の中で、夫が、妻が同じことをしても、気分が悪いに決まっている。

 ちなみに私はリゾート地で原稿を書いたことはないけれど、お盆休みに実家で書こうとして失敗したことはある。最大の障害は母親の茨城弁よ。原稿をパソコンに打ち込んでいる横で、「はあ、そごら、いしゃらがせ」(そこ、早く片づけろ)と古い茨城弁で言われ、つられて「ちんと待ってろな」(ちょっと待って)と返したりしていると、標準語で働いていた頭が瞬間冷凍してしまう。気持ちを切り替えて再び動き出しても、また話しかけられる。やむなく仕事を後回しにして、母親が寝静まった後でパソコンを開くと、今度はシーンという音が気になって仕方がない。

 いずれにしても、「Go To」も「ワーケーション」も、推奨されたからってホイとできるもんじゃないのに、国民ができないことを簡単に言うのはやめてほしい。

国や地方行政の旗の振り方がチグハグ
 それにしても、東京都民の肩身の狭いことったらない。先日、茨城でひとり暮らしをしている93才の母親が倒れたと一報が入った。折悪しく、東京の感染者数が連日200人を超える最中。弟は「いまは来ねえ方がいいべ」と言うわよ。

 数日後、感染者数が100人台に落ちたのを機に親元に駆けつけたけど、弟が駅まで迎えに来てくれた車の中でも、気が引けてね。マスクを外せなかった。身内でもそうだもの、お世話になっているヘルパーさんには近づくこともできない。遠くから挨拶をして、逃げ出すようにバイクにまたがり、実家から離れたわよ。幸い、熱中症で倒れた母親は命に別状はなかったけれど、次、同じことがあったらどうしよう。

 7月23日からの4連休の後半、帰省するつもりでいたけど、連休初日の感染者数が366人。いままででいちばんの感染者数で、帰省なんかできるわけがないって。この日、地元の同級生が、「東京は大丈夫?」とLINEしてきた。聞けば、「道にバタバタ人が倒れていて、たえず救急車が走り回っている」ようなイメージだそうな。

「だって、東京だけ『Go To』から除外されたってことは、それだけ、外に出たら危ない人たちと、その地域ってことでしょ?」と言われたら、グゥの音も出ない。

 経済活性化ばかりを優先して「Go To」を推奨しまくるのでなく、コロナ禍における親の看取り、葬儀のガイドラインを出してくれないかしら。そうしないと地方の人の都民に対する“塩対応”はますますきつくなるし、都民はますます肩身が狭くなる。その結果、感染者数が減るならいいよ。でも、検査数を増やしているんだから、そうはならないって。

 その検査数を増やすことを、都はなぜ前もって発表しなかったのよ。「検査数を増やすから、感染者数も増えますよ」と全国的に予告されていたら、他府県が抱く都や都民に対する印象は全く違っていたはずよ。

 国や地方行政の旗の振り方がチグハグで、日に日におかしくなっている、と思うのは私だけでないはず。世間から隔離された安全なお役所内にこもってばかりいないで、少しは私たちの生活の現状を見てほしい。

 ヘンといえば国民への伝え方っていうか、あおり方がヘンよ。「ゴー」だの「ステイ」だの「ホーム」って、私ら飼い犬ですかい?

 国民1人あたり10万円を投げて寄越してからのご主人様っぷりといったらないよ。対策の仕方も、選ぶ言葉も投げやりだし。しかも、このご主人様は責任という二文字がちらつくと、すぐに「専門家の意見」に逃げちゃう。

 専門家の意見を聞いて判断して、その結果の責任をとるのが仕事でしょうが。「Go To トラベルキャンペーン」で感染者が全国で増加したらどうするのよ。「アイムそうりー」じゃ済まないからね。

※女性セブン2020年8月20・27日号

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この記事を書いた人

新井信介

新井信介

1957年長野県中野市生まれ。東京外国語大学(中国語専攻)から住友商事を経て独立。中国の改革開放に立ち会い、独立後は西欧世界にもネットワークを構築。地球史の視野で、国家・宗教・マネーの意味と構造を探り、個人の可能性(想像性・創造性)と、普遍的文化価値を探求している。そのために、『皆神塾』を主宰し、会員制の『瓊音(ヌナト)倶楽部』も立ち上げて、研鑽を深めています。